教育

地理学野外調査実習II

発展・衰退地区の歴史・変容・再生
ー関西と沖縄の比較からー

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部棟358教室
電話:06-6605-2407
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。2004年コロラド大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は政治地理学、特に地域社会軍事化、地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。沖縄の基地所在市町村の変容、日米安全保障関係の変化と社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(3段)。

II 科目の主題

この実習では、社会経済的に発展あるいは衰退しつつある地区の歴史・変容・再生をテーマに、関西と沖縄の比較を行う。このテーマのもとに、春季の教室巡検先となる調査地を選定し、現地調査と巡検を行うとともに、沖縄県沖縄市コザ地区でのフィールドワークを企画・実施し、その成果を報告書として公表するプロセスを学びます。受講生各自が設定したテーマに基づいて、自治体、企業、各種団体、住民への聞き取り調査、アンケート調査、観察、写真撮影、作図などを実施する予定です。

III 達成目標

巡検地候補についての各種情報を収集し、事前調査を実施した上で、教室員に対する巡検の案内を行います。巡検後はその成果をもとにコザ地区の調査を実施し、受講生全員で調査報告書を作成し教室ホームページにアップします。

IV 授業内容・授業計画

下記の3段階を踏んで、関西と沖縄で現地調査を実施し、成果を報告・公表します。

第1回(4月12日) イントロダクション:実習の構成と巡検地の選定

第1段階 春巡検の準備と実施

第2回(4月19日) 巡検地の調査テーマ選定
第3回(4月26日) 巡検地の資料検索・収集
第4回(5月10日) 巡検地の資料検索・収集
第5回(5月第3週週末) 巡検地事前調査
第6回(5月24日) 春巡検レジュメ作成
第7回(6月2日) 春巡検実施(予定)

第2段階 沖縄県沖縄市コザ地区調査の準備

第8回(6月7日) コザ地区の歴史・地理把握
第9回(6月14日) コザ地区の文献調査
第10回(6月21日) コザ地区事前調査発表
第11回(6月28日) コザ地区調査設計

第3段階 沖縄県沖縄市コザ地区調査の実施

第12~14回(9月中下旬の3~4日間) コザ地区調査実施
第15回(9月末以降) コザ地区調査まとめ・報告

V 評価方法

(1) 出席:毎週の実習には必ず出席して下さい。欠席した場合でも課題の提出・発表はシラバスに沿って要求されます。どうしても欠席しなければならない場合は、事前・事後に山崎に連絡してください。無断欠席が継続する場合は不合格とします。(評価配分10%)
(2) 通常課題:各回に提出・発表すべき課題があります。シラバスに沿って課題が提出・発表されない場合は、実習の進行に支障をきたすばかりでなく、実習の内容そのものの理解を阻害することになります。各週の課題は必ず指定日に提出・発表してください。課題の様式については実習時に指示します。(評価配分50%)
(3) 調査報告書作成:調査実施後に沖縄市に提出する調査報告書を作成していただきます。(評価配分40%)
(4) 評価:評点の60%以上で合格とします。

VI 受講生へのコメント

「地理学野外調査実習Ⅰ」、「地理学実験実習Ⅰ」、「地理学実験実習Ⅱ」を履修済みであることが受講の前提となります。現地調査の実施、収集した資料の整理と分析、成果報告書の作成に至るまで、個人またはグループでの作業が授業の中心となりますので、受講にあたっては積極的に参加する姿勢が求められます。なお、現地調査・巡検に参加しない場合には単位修得は認められませんので、くれぐれも留意してください。実習、課題などに関する質問があれば遠慮なく山崎に聞いてください。面談を希望される場合は、事前にメールなどで知らせてください。

VII 教材・参考文献

授業中に指示します。