I 担当教員の自己紹介
京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄、日米安保体制の変化と沖縄の社会運動と投票行動との関わりや、復帰前の沖縄における米軍統治の実態などについて研究中。特技は40年近く続けている合気道(四段)。
II 授業の到達目標
現代の地理学は、都市と農村、景観、食糧供給、工業立地、流通システム、政治、観光、文化、地図、地理情報、公共政策・環境問題といった多面的な問題を学ぶことのできる分野です。地理学を通して、過去から現在(そして未来)の問題へと、そして人間相互の関係から人間と空間・環境の関係へと、私たちの思考をどのように拡充できるのか、受講生とともに考えていきます。
III 授業内容・授業計画
週番号 | 月 日 | テーマ | スライド |
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1 | 10月4日 | 地理学を学ぶために(講義ガイダンス) | |
2 | 10月11日 | 都市のなりたち | |
3 | 10月18日 | 変動する農村の社会 | |
4 | 10月25日 | 農業と食のネットワーク | |
5 | 11月8日 | 工業立地変動のダイナミズム | |
6 | 11月15日 | 流通システムと消費生活の基盤 | |
7 | 11月22日 | 地政言説から政治を読む | |
8 | 11月29日 | 観光空間を文化論的に理解する | |
9 | 12月6日 | 地域文化について考える | |
12月13日 | 休講 | ||
10 | 12月20日 | 現実世界の歴史地理 | |
11 | 1月10日 | 想像世界の歴史地理 | |
12 | 1月17日 | 地理情報システムを使いこなす | |
13 | 1月24日 | 地理学の公共政策への応用 | PDF アンケートのお願い |
14 | 1月31日 | 環境問題への地理学のかかわり(補講) | PDF アンケートのお願い |
IV 評価方法
5つの主題ごとに20分程度の小テストを5回実施します。テキストや紙媒体の資料(印刷したスライドファイルやノートなど)は持ち込み可能です(100点)。60点以上を合格とします。特別の理由なき遅刻者の受験は認めません。
V 受講生へのコメント
- 指定テキストを必ず購入して下さい。授業前に通読しておけば理解が深まります。図表は講義時に言及しますので、毎回持参し、またテストのための資料として活用して下さい。
- 講義はパワーポイントを用いて行いますので、板書は行いません。受講生は講義前に教員のホームページに掲示される縮小版スライドのファイルを利用することができます。詳しくは講義ホームページ(http://polgeog.jp/)を参照してください。なおスライドの内容は当日の講義内容と若干異なることがありますので、ご注意ください。
VI テキスト
本講義のテキストは竹中克行編著(2015)『人文地理学への招待』(ミネルヴァ書房)です。生協等で購入して下さい。