I 担当教員のプロフィール
1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。
II 演習概要
本演習は同日午前に開講される「地理学講読演習I」と連動する形で、「人種とエスニシティ」、「ジェンダーとセクシュアリティ」、そして「環境正義」というテーマについて、受講生各自が国内外における地理学的な事例と研究を参照しながら段階的に理解を深めます。
III 演習の構成と評価
(1) 出席と参加
毎週の講義には必ず出席し、討論には積極的に参加して下さい。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席の場合はできるだけ事前連絡をお願いします。欠席は減点の対象になりますが、病欠などの場合は診断書や治療費領収書のコピー等を提出すれば減点しません。
(2) 課題プレゼンテーション
授業期間中数回の発表が義務付けられます。いずれも与えられた課題について受講生の議論をリードする発表を行います。(評価配分60点)
(3) 期末レポート
期間中に取り上げたテーマをさらに深め、学術論文の形式に即したレポートを作成します。(評価配分40点)
(4) 総得点60点以上を合格とします。
IV 演習内容
各テーマについてまず関連する新聞記事を検索し、どのような問題が存在するかを理解した上で、具体的な(地理学的)事例と研究の紹介に移ります。同日午前中の講読演習の内容を有機的に反映させながら、全員でテーマについて議論することを通して、理解を深めます。
週番号 | 月日 | テーマ | 参考文献など |
---|---|---|---|
1 | 4月11日 | イントロダクション | |
2 | 4月18日 | 地理学とは何か | |
3 | 4月25日 | 共通課題1:人種とエスニシティ(グループB) | |
4 | 5月9日 | 共通課題1:人種とエスニシティ(グループA) | |
5 | 5月16日 | 共通課題1:人種とエスニシティ(グループB) | |
6 | 5月23日 | 共通課題1:人種とエスニシティ(グループA) | |
7 | 5月30日 | 共通課題2:ジェンダーとセクシュアリティ(グループB) | |
8 | 6月6日 | 共通課題2:ジェンダーとセクシュアリティ(グループA) | |
9 | 6月13日 | 共通課題2:ジェンダーとセクシュアリティ(グループB) | |
10 | 6月20日 | 共通課題2:ジェンダーとセクシュアリティ(グループA) | |
6月27日 | G20のため休講 | ||
11 | 7月4日 | 共通課題3:環境正義(グループB) | |
12 | 7月11日 | 共通課題3:環境正義(グループA) | |
13 | 7月25日 | 共通課題3:環境正義(グループB) | |
14 | 8月1日 | 共通課題3:環境正義(グループA) | |
15 | 8月8日 | レポート提出 |
V 使用テキストなど
参考文献(単行本・学術論文等)は講義中に指示します。演習に関する諸連絡は専用のML(chiri-enshu)を通して行います。演習日以外にも質問などをポストすることができますので、活用してください