I 担当教員のプロフィール
1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。
II 演習概要
本演習は水曜日4時限に開講される「地理学講読演習I」と連動する形で、「人種とエスニシティ」、「ジェンダーとセクシュアリティ」、そして「環境正義」というテーマについて、受講生各自が国内外における社会的事例と地理学的研究を参照しながら社会問題への地理学的アプローチについて理解を深めます。なお、本演習は、新型コロナウィルスの拡大状況に応じてオンライン(遠隔)授業で実施することを前提としています。
III 演習の構成と評価
(1) 出席・参加
オンライン演習に参加(発表・質問・発言)することによって出席とみなします。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席や課題の未提出・遅れについては減点しますが、体調と関わる場合は考慮しますので、事前ないし事後にお知らせください。
・オンライン(遠隔)授業について
本演習ではインターネットを介した遠隔授業を実施するためにWebClass、Webex、Zoomなどのシステムやアプリケーションを活用する予定です。具体的な活用の手順は追ってお知らせしますが、受講予定者は(特に授業時間帯に)インターネットアクセス可能な環境とデバイスの確保を心がけてください。
(2) 課題プレゼンテーション
平均2週間に1回のオンライン発表が義務付けられます。いずれも与えられた課題について受講生の議論をリードする発表を行います。(評価配分60点)
(3) 期末レポート
期間中に取り上げたテーマをさらに深め、学術論文の形式に即したレポートを作成します。(評価配分40点)
(4) 総得点60点以上を合格とします。
IV 演習内容
各テーマについてまず関連する新聞記事を検索し、どのような問題が存在するかを理解した上で、具体的な(地理学的)事例と研究の紹介に移ります。前期の「地理学講読演習Ⅰ」の内容を有機的に反映させながら、全員でテーマについて議論することを通して、理解を深めます。
週番号 | 月日 | テーマ | 参考文献など |
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1 | 5月7日 | 演習の構成(先行開講) | |
2 | 5月14日 | 人種とエスニシティ(社会的事例1) | |
3 | 5月21日 | 人種とエスニシティ(社会的事例2) | |
4 | 5月28日 | 人種とエスニシティ(地理学的研究1) | |
5 | 6月4日 | 人種とエスニシティ(地理学的研究2) | |
6 | 6月11日 | ジェンダーとセクシュアリティ(社会的事例1) | |
7 | 6月18日 | ジェンダーとセクシュアリティ(社会的事例2) | |
8 | 6月25日 | ジェンダーとセクシュアリティ(地理学的研究1) | |
9 | 7月2日 | ジェンダーとセクシュアリティ(地理学的研究2) | |
10 | 7月9日 | 環境正義(社会的事例1) | |
11 | 7月16日 | 環境正義(社会的事例2) | |
12 | 7月30日 | 環境正義(地理学的研究1) | |
13 | 8月6日 | 環境正義(地理学的研究2) | |
14 | 8月13日 | レポート提出 |
V 使用テキストなど
参考文献(データベースや単行本・学術論文等)は学術情報センター・ライブラリーサービスHPおよび同センターが所蔵するデータベースから利用して下さい。演習に関する諸連絡はWebClassを通して行います。演習日以外にも質問などをポストすることができますので、活用してください