教育

地理学演習II 2016(後期)

自己の関心の構造を知り、研究課題を作り上げる

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
教室:学術情報総合センター5階ラーニングコモンズ、1階「野のはなハウス」(地図参照)
研究室:文学部棟358号室
電話:06-6605-2407
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。

II 演習概要

本演習はこれまでの専門科目の受講ならびに地理学演習Iを展開させる形で、自己の関心の構造を知り、取り組むべき課題を設定し、具体的な調査地と調査方法をイメージしながら、卒論計画書を作成します。本演習の集大成は年明けに予定されている第一回の卒論合同演習であり、今年度末の卒論・修論発表会への出席も義務付けられます。

III 演習の構成と評価

(1) 出席と参加:
毎週の講義には必ず出席し、討論には積極的に参加して下さい。卒論・修論発表会への出席も義務付けられます。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席の場合は減点しますが、病欠などの場合は診断書や治療費領収書のコピー等を提出すれば減点しません。(評価配分10点)

(2) 課題プレゼンテーション:
卒論計画書の作成に向けて、授業期間中数回の発表が義務付けられます。そのうち1回は卒論合同演習です。いずれも与えられた課題についてレジュメやパワーポイントを作成し、20分程度の発表を行います。(評価配分60点)

(3) 卒論計画書:
卒論合同演習で使用する具体性のある卒論計画を作成します。(評価配分30点)

(4) 総得点60点以上を合格としますが、卒論計画書の提出がない場合は合格できません。

IV 演習内容

卒論のテーマの絞り込みは必ずしも容易ではありません。本演習ではお互いの研究関心について語り合い、評価しあって相互に刺激しあいながら各自のテーマを考えていきます。ある程度テーマが現れたら具体的なフィールドをイメージし、先行研究などを参考にしながら研究方法について考えます。そして各自のフィールドと研究方法がある程度具体化した段階で、全員で予行調査に出ることにします。そして調査の成果について全員で検討します。その上で各自が研究課題を具体化させていきます。これら一連の過程を通して卒論計画書を作成していきます。質問は遠慮なく山崎まで。

週番号 月 日 テーマ
1 10月6日 イントロダクション:自己の指向と思考をさぐる
2 10月13日 4年生の経験から一年後の自分を想像する
3 10月20日 マインドマッピング:指向と思考を可視化する
4 10月27日 マインドマッピング:関心領域を「あぶり」出す
11月4日 卒論合同演習(一部でも出席すること)
5 11月10日 フィールドで考える:データから仮説を立てる
6 11月中旬 フィールドで考える:フィールドで仮説を検証する
7 11月24日 フィールドで考える:立論を組み立て直す
8 12月1日 文献を探る:何をキーワードに検索すればよいか
9 12月8日 文献を探る:読むに値する論文とは
10 12月15日 文献を探る:論文の「構成」を読む
11 12月第3週 「都市と暴動」シンポお手伝い
冬休み中 ぶらぶらして考える/思考を組み立て直す
12 1月12日 研究課題と方法:何をどうやって調べるのか(自習と個別相談)
13 1月19日 研究課題と方法:ほかにやり方はないのか(自習と個別相談)
14 1月26日 沖縄島・与那国島合宿事前打ち合わせ
2月2日 第一次「卒論計画書」提出(期末レポート扱い)
2月19~22日 沖縄島・与那国島合宿:南の島で卒論について考える
3月X日 卒論合同演習(第二次「卒論計画書」提出)

V 関連サイト

マインドマップについては、トニー・ブザンによるものが有名で、わかりやすく説明したサイトがあります。以下などを参照してください。
http://mindmap.ainest.com/howto.html

ただしツリー型のマインドマップは連想を前提としていますので、独立したかに見える思考が実は関連性を持つという「発見」に欠ける部分があります。そうした発見的な方法としては「KJ法」が有効です。KJ法については以下を参照してください。KJ法の考案者である川喜田二郎先生は本教室で助教授として勤務されていました。
http://www.ritsumei.ac.jp/~yamai/kj.htm

VI 沖縄島・与那国島合宿

学期終了後に提出された「卒論計画書」について集中的に討論し、フィールドで検証するために、沖縄県の沖縄島・与那国島での3泊4日の合宿を企画します。詳しい準備と旅程については演習中にお知らせしていきます。