日時 | 2014年1月25日(土)14:00-17:00 |
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会場 | 同志社大学今出川校地烏丸キャンパス志高館 地下SK11教室 京都府京都市上京区烏丸通上立売上ル http://www.doshisha.ac.jp/information/campus/access/karasuma.html |
<発表>
中東地域を再考する―領域国民国家の限界はいかに露呈するか
<発表者>
内藤正典(同志社大学グローバル・スタディーズ研究科教授)
<趣旨>
アラブ世界では近年、「アラブの春」とよばれる民主化要求運動が各地で展開した。だが、エジプトでは民主的に誕生した政権がクーデターによって倒され、今も混乱が続いている。また、反政府組織の制圧を目指すシリアは、化学兵器を使用する残虐性が国際的な非難を浴び、平和構築への道のりは長い。他方で、シリアの北に位置するトルコでは、現政権のもとで長年続いたクルド民族との対立から和解が進みつつある。本研究会では日本の地理学界内外を超えて幅広く研究成果を発信してきたイスラーム地域研究の第一人者である内藤正典氏を招いて、現代世界において「中東」とよばれる地域の括りの意味をとらえなおし、混沌とする情勢への視座と研究の可能性について参加者とともに議論する。
<連絡先>
二村太郎(同志社大学)
tfutamur[at]mail.doshisha.ac.jp
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