I 担当教員のプロフィール
1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(5段)。米国西部にあるコロラド大学ボールダー校地理学部大学院に1998年から2001年まで3年間留学。
II 演習概要
本年度前期の講読演習は、Stentor Danielson (Slippery Rock University) が作成したオンライン人文地理学事典 Overview of Human Geography (以下OHG)を用いて、「ジェンダーとセクシュアリティ」、「障がい」、「環境正義」に係る項目を精読していきます。
III 演習の構成と評価
(1) 出席:指定された期日までに各週の課題を提出すること、ならびに討論に当日参加することによって出席とみなします。出席(課題提出)数が2/3以上の受講生を評価対象とします。未提出や提出が遅れた場合は減点しますが、体調と関わる場合は考慮しますので、事前ないし事後にお知らせください。
(2) 各週の課題:オンライン翻訳サイトを用いて、OHGから選ばれた課題項目について、全員で翻訳を進めます。課題項目の翻訳文と疑問点を演習実施日の前々日(各週土曜日)の午後5時までに指定のサイト(Googleドキュメント)にアップロードして下さい。また演習実施日の前日に翻訳担当以外の箇所についてもコメントを付して下さい(70点)。
(3) 討論用コメント:三つのテーマと関わる全体討論を実施します。各テーマの完訳を参照し、各自の意見をGoogleフォームなどを使って収集し、討論の素材とします(30点)。
(4) 以上の課題の内容を評価し、総得点60点以上を合格とします。
IV 演習内容
演習の日程や課題内容は状況に応じて変わることがありますので、ご了解ください。
週番号 | 月 日 | テーマ | 課題節 |
1 | 4月8日 | イントロダクション | |
2 | 4月15日 | Gender and Sexuality (休講課題) | What is Gender? |
3 | 4月22日 | Gender and Sexuality(スウ先生講演会) | The Geography of Gender |
4 | 5月13日 | Gender and Sexuality | Gendered Spaces |
5 | 5月20日 | Gender and Sexuality | Sexuality and Sexualized Spaces |
6 | 5月27日 | テーマ討論 | |
7 | 6月3日 | Disability | Identity |
8 | 6月10日 | Disability | Identity |
9 | 6月17日 | Disability | The Social Model of Disability |
10 | 6月24日 | Disability | The Geography of Disability |
11 | 7月1日 | テーマ討論 | |
12 | 7月8日 | Environmental Justice | The Unavoidability of the Justice Question |
13 | 7月15日 | Environmental Justice | Substantive vs Procedural Justice, Principles of Justice |
14 | 7月22日 | Environmental Justice | Principles of Justice |
15 | 7月29日 | Environmental Justice | Considerability |
16 | 8月5日 | テーマ討論 |
V テキト・課題文献
Stentor Danielson (Slippery Rock University) 著 Overview of Human Geographyのサイトは以下です。
http://debitage.net/humangeography/index.html
VI 辞書サイトとコミュニケーション
翻訳に際してはテキストを一括して機械翻訳するDeepLやGoogle翻訳がありますので、これらを併用して翻訳を進めて下さい。活用の仕方はGoogleドキュメントを通してお知らせします。
演習に関する諸連絡はGoogleドキュメントやMoodleを通して行います。演習日以外にも質問などをポストすることができますので、活用してください。翻訳などで困ったことがあれば遠慮なく教員に相談して下さい。