I 担当教員のプロフィール
1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、沖縄研究。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(五段)。
II 授業概要
人間行動学科の4つのコースのうち、社会学と地理学について行動学として位置づけながらその領域の理解を深める(オムニバス方式/全16回)。
地理学分野(山﨑担当)
・地図や地理学の歴史を軸に人間社会が未知なる世界をどう認識をし、そこに対してどう行動していったかを振り返りながら、人間の行動とそれを取り巻く、空間、領域、場所との関係について講述します。コース専攻の学部生や大学院生も招き、地理学が社会学や歴史学と比べ、どのような観点から人間行動をとらえようとしているのか考えていきます。
III 到達目標
(地理学的アプローチ)地理学的な発想と方法(の一部)を学び、個別の現象に関する地理学的アプローチの事例を知ることで、人間-環境関係の枠組みを理解できるようになりましょう。
Ⅳ 講義内容
スライドPDFは著作権の関係からMoodle経由で提供します。またその内容は当日の講義と若干異なる場合がありますので、ご了承ください。
授業回 | 月 日 | 講義内容 | スライドPDF |
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1 | 9月27日 | 人間行動への地理学的接近 | |
2 | 10月4日 | 古代・中世の地図にみる世界観 | |
3 | 10月11日 | 地理学コースで学ぶ(地理学専攻生とのフリー・トーク) | |
4 | 10月18日 | 近現代の地図の役割―紙地図からGPS・Google Earthまで | |
5 | 10月25日 | 人間の環境・空間利用 | |
6 | 11月1日 | 人間の領域性―空間と権力との関係 | |
7 | 11月8日 | 人間の心理と場所との密接な関係 | |
8 | 11月15日 | 中間試験 | 解答 |
Ⅴ 講義の構成と評価
(1) 出席:毎週の講義には必ず出席して下さい。出欠は原則的にコミュニケーションカードの提出で確認します。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。病欠などの場合は診断書のコピー等を提出すれば、欠席数にカウントされません。
(2)ミニテスト:毎週の授業の終了時に簡単な問題や課題を出しますので、コミュニケーションカードで答えて下さい(評価配分20点)。
(3) 試験:講義内容に関する多肢択一式テストを行います。持ち込みはできません(評価配分30点)
(4) 講義ノート:講義はパワーポイントを用いて行いますので、原則として板書は行いません。また、画像表示が中心となるため受講生がノートをとる時間が十分にありません。その代わり、講義で用いるパワーポイント用のスライドは教員のホームページを通して公開します。
(5) 評価:後半の講義の成績と合算し、大学の規定に基づき評点が全体の60%以上の受講生を合格とします。
(6) 不正行為:課題等の不正提出や不正作成(盗作)、試験時の不正行為が認められた場合は、その時点で厳正な処置を行い、所属学部に報告します。遅刻・早退・講義中の私語など、講義に支障をきたす行為ついても同様の処置を行います。
Ⅵ 講義スライドの活用法
講義に用いるスライドをPFDファイル化したものをMoodleから提供します。PDFの印刷設定を変えることで紙一枚当たり印刷できる枚数を調整できます。それを授業用のメモなどに活用し、中間試験に備えて下さい。
Ⅶ 参考書(購入する必要はありません)、参考ウェブサイト
竹中克行編著『人文地理学のパースペクティブ』ミネルヴァ書房、2022年
山﨑孝史『「政治」を地理学する―政治地理学の方法論」ナカニシヤ出版、2022年
人文地理学会編『人文地理学事典』丸善出版、2013年
地理学教室ホームページ:https://www.omu.ac.jp/lit/geo/
Ⅷ コミュニケーションとオフィスアワー
授業に関する質問などがあればコミュニケーションカードに書いておいてください。直接質問したいことがある場合はメールか教員ホームページで連絡するか、同様の方法で事前連絡の上、金曜日12時30分から13時20分に教員研究室(文学部増築棟3階358室)をお尋ねください。