2018年度後期「地理学概論Ⅰ」期末レポートの返却について

2018年度後期「地理学概論Ⅰ」の採点済み期末レポートは、下記の期間中、山崎研究室(文学部増築棟3階358室)前の返却箱に入れておきます。返却を希望される方は取りに来て下さい。他人のレポートを損壊したり、故意に持ち帰るなどの行為があった場合は、その時点で返却そのものを取りやめますので、マナーにご注意ください。なお、今年度の優秀レポート(1点)はこちらにアップロードしました。

返却期間:2019年3月20日(水)午後1時より3月26日(火)午後5時まで(土日、祝日を除く)
返却場所:文学部増築棟(阪和線沿い)3階358室(地図

「現代の地理学」第5回小テストの解答例

以下、第5回小テストの解答例です。62名受験して、平均点は10.4点(最高点20点、最低点0点)でした。今回の得点の照会はできません。最終成績は成績開示期間に確認してください。

① Google Earthの場合、GISやリモートセンシングによる地図や画像のデータは、異なった縮尺のものが切れ目なくつながっているように見える。この正確な重ね合わせを可能にしているのが、地形測量の位置データである。

【        地形         】→(   GPS、座標、経緯度など   )

② GISを利用して、ピザの宅配店の分布や配達先の範囲を地図化すると、そこに一定の法則性がみられる。これは同系列店や競合店との位置関係、潜在的な消費人口などから店舗立地が自然淘汰されたことを示唆している。

【       自然淘汰        】→(     計画、決定など     )

③ EUは2006年まで地域政策予算の大部分を「加盟国イニシアチブ」に投入してきた。これは北欧や東欧の加盟国の経済発展の遅れを是正し、EU市場全体の成長を目的としていたが、予算負担をめぐる加盟国間の対立をもたらした。

【        北欧         】→(       南欧        )

④ NIMBY問題とは、社会的には必要とされても、負の外部性を持つ公共施設の立地を近隣の住民が反対するケースを指す。東京都では、各区内に設置されることになったごみ処理場に近隣住民が反対した江東区の例がある。

【        江東区        】→(       杉並区       )

⑤ 沖縄県に集中する米軍基地について、受苦圏は米軍基地からの直接の被害を受ける沖縄県(内地域)と考えられる。一方受益圏は、政策上これら基地による抑止力の恩恵を受けるとされる、沖縄県を除く国土全体である。

【         除く        】→(       含む        )

「地理学概論Ⅰ」無記名レポートについて

2月5日までに提出された「地理学概論Ⅰ」の期末レポートのうち「言説に関連する政治と社会」と題したレポートが無記名のまま提出されています。心当たりのある方は、2月11日午後5時までに山崎までメールで申し出てください。申し出がない場合は、採点されません。

【重要】講義期末評価・学情センター利用者アンケートのお願い

山﨑が担当する授業を受講されている方は下記のアンケートへのご回答をお願いします。学情センター利用者アンケートは山﨑がセンター所長であり、現在センターの将来構想を検討していることからお願いする次第です。講義とともに学生の皆さんの意向を反映させることが目的です。ご理解とご協力よろしくお願い申し上げます。

大学ポータルサイト講義期末評価アンケート

学情センター利用者アンケート

「現代の地理学」小テスト得点照会(第2期)

これまで4回の小テストの得点は、必ずOCUメールを使って以下のTA中西広大さんのアドレスに学籍番号と氏名を明記して照会して下さい。

m18lb006@tx.osaka-cu.ac.jp (エム・いち・はち・エル・ビー・ぜろ・ぜろ・ろく)

照会期間は1月24日から1月30日の午後5時まで(厳守)です。OCUメール以外のアカウントからや照会期間を過ぎた照会には応じられません。なお、個人の得点照会はこれが最後で、最終成績はサポートセンターで所定の時期に確認してください。教員は照会には応じられません。

「現代の地理学」第4回小テストの解答例

以下、第4回小テストの解答例です。64名受験して、平均点は4.9点(最高点15点、最低点0点)でした。平均点が低いので、最終成績を決定する際に加点調整を行います。また、過去4回の得点照会期間を設けますので、「授業に関するおしらせ」の該当記事で照会手順を確認してください。

① 中世都市鎌倉の景観復原研究において、近代初期に作成された地籍図が重要となるのは、それが鎌倉の権力構造の変遷を示す大小の街路の痕跡を留めているからである。この痕跡は田畑の筆界や道路の形状から確認される。

【        権力         】→(   空間、都市、景観など    )

② GISを用いた金沢城下町の立体的復原の場合、古地図から復原できない建造物の高さや立体的形状は、現存する当時の絵画を参考にした景観シミュレーションと呼ばれる手法で再現された。

【        絵画         】→(   家屋、建物など       )

③ バビロニアの粘土板地図は世界地図としては人類最古のものといわれる。発掘された粘土板にはヒエログリフが刻まれ、それを解読することで地図にはバビロンを中心としたメソポタミア平原が描かれていることが確認された。

【      ヒエログリフ       】→(   楔(くさび)形文字     )

④ ヘレフォード図に示されるキリスト教的世界観は、エルサレムを中心とし、楽園があるとされたアジアを上部に配置する点に確認されるが、地球が球体であるという古代からの思想も反映している。

【        球体         】→(   平面、平板、円盤など    )

⑤ 伊能忠敬が実施した全国測量は、海岸線測量に天体観測を組み合わせていた。しかし、経度の測量は緯度に比べて困難で、完成した地図では日本列島の位置が東にずれていた。それは精密な望遠鏡がなかったからである。

【        望遠鏡        】→(       時計        )

「地理学概論Ⅰ」第14週の課題とアンケートのお願い

下記の文献を読んで、以下の問いに答えてください。合わせて講義期末アンケートと学情センター利用者アンケートにもお答えください。

①いわゆる「大阪都構想」成立の根拠法である「大都市地域特別区設置法」は特別区設置の要件をどのように定めているでしょうか。

②①の要件の一つとして(法的拘束力を持つ)住民投票がありますが、民主主義の観点から住民投票のメリットについて考えてみて下さい。現在計画されている(法的拘束力をもたない)沖縄県民投票とも比較してみて下さい。

③同じく、「大阪都構想」に関わる住民投票のデメリットとしてどのようなものが考えられるでしょうか。

課題文献
山﨑孝史(2017)「リスケーリングの政治としての「大阪都構想」」佐藤正志・前田洋介編『ローカル・ガバナンスと地域』ナカニシヤ出版,pp. 82-103

【京都大学集中講義】地理学(特殊講義)2018後期 課題14

以下の課題文献を読んで、地政学の「負の遺産」を引き継ぎつつも、政治地理学の今日的実践がありうるとすれば、どのようなものが考えられるでしょうか。(前期から)これまでの講義内容を踏まえて考えてみて下さい。

課題文献
山﨑孝史(2017)「大阪にやってきた「コザ暴動」」「時の眼―沖縄」批評誌N27 第8号, pp. 88-94

【京都大学集中講義】地理学(特殊講義)2018後期 課題13

以下の課題文献を読んで、米軍統治下に置かれたコザ市における大山朝常の市政運営は、どう評価できるでしょうか。また、大山に対抗した桑江朝幸(のち沖縄市長)の行動はどう評価できるでしょうか。コザ市民になったつもりで考えてみて下さい。

課題文献
山﨑孝史(2010)「大山コザ市政と琉球列島米国民政府」人権問題研究10,pp. 5-22.

【京都大学集中講義】地理学(特殊講義)2018後期 課題12

以下の課題文献を読んで、Aサイン制度やオフ・リミッツの実施によって、沖縄における米軍の統治は住民の生活にどのような影響を及ぼし、その影響は米軍の統治にとってどのような効果を持ったと考えられるでしょうか。そこから異民族による軍事占領・統治がもつ「本質的」な意味を理解できるでしょうか。

課題文献
山﨑孝史(2008)「USCAR文書からみたAサイン制度とオフ・リミッツ」沖縄市総務部総務課(市史編集担当)編 KOZA BUNKA BOX 4,pp. 33-57.