I 担当教員のプロフィール
1961年京都市生まれ。2004年コロラド大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は政治地理学、特に地域社会軍事化、地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。沖縄の基地所在市町村の変容、日米安全保障関係の変化と社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(五段)。
II 授業概要
本演習では、地理学の諸分野における近年の学術雑誌論文の中から、受講生各自が関心ある文献を選び、レジュメを作成して発表し、それに基づき受講生全員で議論します。特に今年度はメガイベントをテーマとし、資本制社会における大規模イベントの政治社会経済的意味と効果を考察するとともに、米国シラキュース大学地理環境学部教授ナタリー・クック教授の来阪講演と合わせて、大阪万博が描く「未来の地政学」について、大阪の近現代史の文脈を踏まえて考えます。
III 達成目標
この授業を通して、「メガイベント」という概念・事象の学術的含意、具体的事例、社会的評価、将来展望について多角的に考察するとともに、大阪万博の開催経緯、構想内容、開催状況、そして社会的影響について実証的かつ批判的に理解することを目指します。また、受講生は、クック教授の講演会に出席し、米国シラキュース大学地理環境学部メンバーとともに万博会場を訪問し、飯田ホールディングス・大学共同展示館で関係者へのインタビューにも参加します。
IV 授業内容・授業計画(調整中)
課題文献を精読し、その内容について受講生間で討議する形で進めます。進行・内容については調整・修正することがあります。
週番号 | 月 日 | テーマ | 課題文献 |
---|---|---|---|
1 | 4月14日 | イントロダクション—授業の構成 | |
2 | 4月21日 | シリーズ1:メガイベントとは何か(1) | ミュラー(2022) |
3 | 4月28日 | シリーズ1:メガイベントとは何か(2)(オンライン?) | |
4 | 5月12日 | シリーズ1:メガイベントとは何か(3) | |
5 | 5月19日 | シリーズ1:メガイベントとは何か(4) | |
6 | 5月24日 | クック教授講演会 | 丸山(2020) |
7 | 5月26日 | 万博フィールドワーク | 斎藤(2021) |
– | 6月2日 | 振替休講 | |
8 | 6月9日 | シリーズ2:メガイベントと都市(1) | 熊本(2020) |
9 | 6月16日 | シリーズ2:メガイベントと都市(2) | |
10 | 6月23日 | シリーズ2:メガイベントと都市(3) | |
11 | 6月30日 | シリーズ2:メガイベントと都市(4) | |
12 | 7月7日 | シリーズ3:メガイベントのレガシー(1) | 鈴木(2021) |
13 | 7月14日 | シリーズ3:メガイベントのレガシー(2) | |
14 | 7月21日 | シリーズ3:メガイベントのレガシー(3)(オンライン?) | |
15 | 7月28日 | シリーズ3:メガイベントのレガシー(4) |
V 評価方法
(1) 出席・参加
演習に参加(発表・質問・発言)することによって出席とみなします。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席や課題の未提出・遅れについては減点しますが、体調と関わる場合は考慮しますので、事前ないし事後にお知らせください。
(2) 予習リーディングについてのコメント投稿
各シリーズの初回にはテーマの解説を行いますが、その際の予習リーディング課題についての感想や疑問点(400字程度)をMoodleを通して投稿してください。(評価配分40点)
(3) 課題プレゼンテーション
平均3週間に1回の発表が義務付けられます。各シリーズで与えられた課題について受講生の議論をリードする発表を行います。(評価配分60点)
(4) 総得点60点以上を合格とします。
VI 教材・課題・参考文献
本演習の共通課題文献は上の表で示されているリンクから入手してください。各受講生の課題の対象となる参考文献はこちらのリストから選んでください(このリストにないものも選ぶことが可能です)。
VII その他
演習の課題や文献選定について相談したいことがある場合は、遠慮なく山崎までご連絡ください。