地理学講読演習Ⅱ 2021(後期、暫定版)

Political geographies of Pacific islands: Japan-US relations seen from Okinawa and Hawai’i
太平洋島嶼の政治地理―沖縄とハワイからみる日米関係

教室と時間
文学部増築棟L363号室(変更する可能性があります)
毎週水曜日、午前10時50分から12時30分

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部増築棟L358号室
電話:06-6605-2407 Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。米国西部にあるコロラド大学ボールダー校地理学部大学院に1998年から2001年まで3年間留学。

II 科目の主題

地理学において、外国語は少なくとも英語の能力を磨くことが求められます。なぜなら、学界の最新の研究動向を知るには英語文献の読解力が前提となり、 将来自らの仕事や研究の成果を国際的に発信していく上で英語が鍵を握るからです。本演習ではこうした観点から英語文献の精読とそれに関する文面・口頭発表から構成されます。特に本演習は、本学における「大学の世界展開力強化事業―日米をつなぐ共創的ソーシャルイノベーター育成プログラム 」(文部科学省助成)の一環として位置付けられています。COILとはCollaborative Online International Learningの略でZoomなどのICTを駆使した海外学生との地球規模のコミュニケーションにより、新しい観点や知識とより深い学びを得る教育方法です。後期にはハワイ大学マノア校地理環境学部と連携した授業を行い、受講生はハワイ大学生とオンライン上で交流しながら、課題に取り組みます。

III 授業の到達目標

本年度前期の講読演習は、”Political geographies of Pacific islands: Japan-US relations seen from Okinawa and Hawai’i(太平洋島嶼の政治地理―沖縄とハワイからみる日米関係 )”というテーマで、COIL型授業でハワイ大学地理環境学部と共有される課題を中心に、英語文献を精読、日本語を用いた課題の研究、その成果を英訳した上で、英語による口頭発表を行います。

IV 事前事後学習の内容

各週の翻訳課題や英作文は担当者が事前にGoogleドキュメントにアップロードし、教員のチェックを受けます。発表された成果については事後参照できるようGoogleドライブにアップロードします。

V 評価方法

(1) 出席:指定された期日までに各週の課題を提出すること、ならびに討論に当日参加することによって出席とみなします。出席(課題提出)数が2/3以上の受講生を評価対象とします。未提出や提出が遅れた場合は減点しますが、体調と関わる場合は考慮しますので、事前ないし事後にお知らせください。

・オンライン(遠隔)授業について
本演習では状況によって遠隔授業を実施することがあります。その場合はWebClass、Zoomなどのシステムやアプリケーションを活用する予定です。具体的な活用の手順は追ってお知らせしますが、受講予定者は(特に授業時間帯に)インターネットアクセス可能な環境とデバイスの確保を心がけてください。

(2) 各週の課題

・和英訳:前期同様に、オンライン翻訳サイトを用いて、課題文献について、全員で和英訳を進めます。課題の翻訳文と疑問点を演習実施日の前々日(各週月曜日)の午後5時までに指定のサイト(Googleドキュメント)にアップロードして下さい。

・課題研究:日本語で行います。ハワイ大と共有する割り当て課題(いくつかの質問から構成されます)について、インターネットや文献を用いてリサーチします。その上で、発表内容を英訳したものをハワイ大の受講生との意見交換に用います。

・口頭発表:詳細は追って伝えますが、1月に実施予定のハワイ大との双方向授業において、二人一組で課題研究について英語で短いプレゼンテーションを行います。質疑応答については通訳のサポートが入ります。

・沖縄フィールドワーク:コロナ感染拡大が沈静化した場合、12月下旬か、1月初旬に沖縄でのフィールドワークを実施します。参加は強制ではありませんが、参加経費の一部は助成されます。

(3) それぞれの課題の内容を評価し、総得点60点以上を合格とします。

VI 演習内容

各週のテーマは暫定的なもので、ハワイ大との調整によって変更される可能性があります。進行の目安と考えておいてください。

週番号 月 日 テーマ 課題文
1 10月6日 Introduction to the course  
2 10月13日 Indigeneity (1)   Hunt (2017)
3 10月20日 Indigeneity (2)  Hunt (2017)
4 10月27日 Indigenous people and regional development (1)  Winchell (2017)
5 11月10日 Indigenous people and regional development (2)  Winchell (2017)
6 11月17日 Orientation for assigned work  
7 11月24日 Japanese presentation for assigned work (1)  
8 12月1日 Japanese presentation for assigned work (2)  
9 12月8日 Japanese presentation for assigned work (3)  
10 12月15日 English translation of assigned work (1)  
11 12月22日 English translation of assigned work (2)  
12月24-26日 or
1月4-6日
Field work in Okinawa (if the COVID-19 situation permits)  
12 1月12日 The COIL class with UHM (1): Self-introduction and team assignments  
13 1月19日  The COIL class with UHM (2): Exchange of opinions  
14 1月26日 The COIL class with UHM (3): Exchange of opinions  
15 2月2日 The COIL class with UHM (4): Team presentation  

VI 課題文献・辞書サイト 

翻訳に際してはテキストを一括して機械翻訳するDeepL(無料版)Google翻訳Weblio翻訳などがありますので、これらを併用して翻訳や英作文を進めて下さい。その他の連絡はWebClassほかを通して行います。

VII 辞書サイトとコミュニケーション

演習に関する諸連絡はGoogleドキュメント、WebClass、あるいは教員のホームページ「政治地理のページ」を通して行います。演習日以外にも質問などをポストすることができますので、活用してください。翻訳・英作文などで困ったことがあれば遠慮なく教員に相談して下さい。

 

地理学演習Ⅱ 2021(後期)

新型コロナをぶっとばせ:自己の関心の構造を知り、研究課題を練り上げる

時間と教室:
木曜日3限(13:20-15:00)
学術情報総合センター5F ラーニングコモンズ

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部棟358号室
電話:06-6605-2407
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。

II 演習概要

本演習は、これまでの専門科目の受講ならびに地理学演習Iを展開させる形で、自己の関心の構造を知り、取り組むべき課題を設定し、具体的な調査地と調査方法をイメージしながら、卒論計画書を作成します。ただし、新型コロナ感染拡大の状況に応じて柔軟に対面と遠隔の授業を組み合わせ、適宜地理的写真観察法や仮想フィールドワークを取り入れ、対象フィールドと卒論構想をつなぐ作業を進めます。本演習の集大成は年度末に予定されている第一回の卒論合同演習となります。今年度末の卒論・修論発表会への出席も義務付けられます。

III 演習の構成と評価

(1) 出席と参加
毎週の授業には必ず出席し、討論には積極的に参加して下さい。卒論・修論発表会への出席も義務付けられます。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席の場合は減点しますが、病欠などの場合は診断書や治療費領収書のコピー等を提示すれば減点しません。

(2) 課題プレゼンテーション
卒論計画書の作成に向けて、授業期間中数回の発表が義務付けられます。いずれも与えられた課題についてレジュメやパワーポイントを作成し、10分程度の発表を行います。(評価配分60点)

(3) 卒論計画書
卒論合同演習で使用する具体性のある卒論計画を作成します。(評価配分40点)

(4) 総得点60点以上を合格としますが、卒論計画書の提出がない場合は合格できません。

IV 演習内容

卒論のテーマの絞り込みは必ずしも容易ではありません。本演習ではお互いの研究関心について語り合い、評価し、励ましあいながら各自のテーマを考えていきます。ある程度テーマが現れたら先行研究などを参考にしながら、具体的なフィールドをイメージし、研究方法について考えます。そのプロセスは以下の6段階に分かれます。

マインドマッピング:各自がマインドマップを作成し、その構図から自分の関心の構成を理解します。漠然とした関心をいくつかの要素の関係から可視化する方法です。

写真観察法:①で見えてきた関心に沿って、各自が単独で野外調査を実施し、写真観察法によって景観の背後にある政治経済・社会文化的過程を探ります。例えば「○○化された」空間を見出す目を養います。引きこもるのをやめて街に出よう!

キーワード検索:検索エンジンや学術論文データベースを用いて、複数のキーワードを効果的に組み合わせ、自分の関心に近い学術論文を探し出します。

論文構成法:地理学分野を中心とする学術論文を題目、要旨、章節の構成、引用法などからその構成を理解し、分析方法と論述の組み立てについて理解します。そうした論文をモデルとして引用します。

Why仮説の構築:論文の研究課題として「なぜ○○なのか」という問いを立てることが重要になります。各自の関心あるテーマについて、地理学的なWhyを見つけ、それに対する仮説的な答え(○○だからではないか)を見出しうるフィールドを絞り込みます。

仮想フィールドワーク:ある程度フィールドの候補が絞り込めた段階で、Googleマップなどを用いてストリートビューによる仮想フィールドワークを実施します。航空・地上写真を複数年次で組み合わせ、電子化された地形図と対比するなどして、研究地域の実態を概観します。

これら一連の過程を通して卒論計画書を作成していきます。本演習では受講生を(その多寡にかかわらず)2グループに分け隔週で課題を発表する形ですので、前期の地理学演習Ⅰ・講読演習Ⅰと変わりません。4年生の前期が就活等に費やされるのを鑑みると、3年生の後期で卒論の方向性を固めておくことに合理性はありましょう。

週番号 月 日 テーマ
1 10月7日 顔合わせ:一年後の自分を想像する(先輩との懇談会)
2 10月14日 マインドマッピングで関心を可視化する(1)
3 10月21日 マインドマッピングで関心を可視化する(2)
4 10月28日 地理的写真観察法:街に出て景観の深層を探る(1)
11月初旬 卒論合同演習(3年生の出席奨励)
5 11月11日 地理的写真観察法:街に出て景観の深層を探る(2)
6 11月18日 キーワード検索で研究の現状を知る(1)
7 11月25日 キーワード検索で研究の現状を知る(2)
8 12月2日 学術論文の「構成」を読む(1)
9 12月9日 学術論文の「構成」を読む(2)
10 12月16日 Why仮説を建て、フィールドを考える(1)
11 12月23日 Why仮説を建て、フィールドを考える(2)
冬休み中 ぼちぼち卒論のテーマとフィールドを固め始める
12 1月13日 仮想フィールドワーク:Googleストリートビューを用いて(1)
13 1月20日 仮想フィールドワーク:Googleストリートビューを用いて(2)
14 1月27日 卒論計画書(案)の検討
15 2月3日 第一次「卒論計画書」提出
2月x日 卒論・修論発表会(出席してね)
3月x日 卒論合同演習(第二次「卒論計画書」提出)

 

V 関連サイト

マインドマップについては、トニー・ブザンによるものが有名で、わかりやすく説明したサイトがあります。以下などを参照してください。 https://www.mindmap-school.jp/mindmap/what/

ただしツリー型のマインドマップは連想を前提としていますので、独立したかに見える思考が実は関連性を持つという「発見」に欠ける部分があります。そうした発見的な方法としては「KJ法」が有効です。KJ法については以下を参照してください。KJ法の考案者である川喜田二郎先生は本教室で助教授として勤務されていました。 http://www.ritsumei.ac.jp/~yamai/kj.htm

地理的写真観察法は、日本大学文理学部社会学科の後藤範章先生が提唱された「集合的写真観察法」に示唆を得て、私が地理学用にアレンジしたものです。授業の具体的内容は以下をご覧ください。http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/user/yamataka/hbs.htm

VI ゼミ合宿

もし、新型コロナの感染が終息に向かうようであれば、学期終了後に提出された「卒論計画書」について集中的に討論し、フィールドで検証するために、ゼミ合宿の実施を考えます。平成28年度は沖縄県沖縄島・与那国島・石垣島、29年度は広島県尾道市・広島市、30年度は兵庫県神戸市・朝来市で実施しました(令和元年度は授業担当なし、令和2年度は未実施)。状況が許すならば、年明けの授業時間の調整についてご相談いたします(地理学講読演習Ⅱで実施する予定のフィールドワークに参加いただいても構いません)。

 

地理学講読演習Ⅰ 2021(前期)

Political geographies of Pacific islands: Japan-US relations seen from Okinawa and Hawai’i
太平洋島嶼の政治地理―沖縄とハワイからみる日米関係

教室と時間
文学部増築棟L363号室 1号館137室に変更します(ノートパソコンをご持参ください) 4月21日から遠隔授業(双方向型)に移行します
毎週水曜日、午前10時50分から12時30分

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部増築棟L358号室
電話:06-6605-2407 Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。米国西部にあるコロラド大学ボールダー校地理学部大学院に1998年から2001年まで3年間留学。

II 科目の主題

地理学において、外国語は少なくとも英語の能力を磨くことが求められます。なぜなら、学界の最新の研究動向を知るには英語文献の読解力が前提となり、 将来自らの仕事や研究の成果を国際的に発信していく上で英語が鍵を握るからです。本演習ではこうした観点から英語文献の精読とそれに関する文面・口頭発表から構成されます。特に今年度の演習は、本学における「大学の世界展開力強化事業―日米をつなぐ共創的ソーシャルイノベーター育成プログラム 」(文部科学省助成)の一環として、後期に実施されるCOIL型授業「地理学講読演習Ⅱ」の準備演習として位置付けられます。COILとはCollaborative Online International Learningの略でZoomなどのICTを駆使した海外学生との地球規模のコミュニケーションにより、新しい観点や知識とより深い学びを得る教育方法です。後期にはハワイ大学マノア校地理環境学部と連携した授業構築を予定しており、受講生はハワイ大学生とオンライン上で交流できるようトレーニングを積むことになります。

III 授業の到達目標

本年度前期の講読演習は、”Political geographies of Pacific islands: Japan-US relations seen from Okinawa and Hawai’i(太平洋島嶼の政治地理―沖縄とハワイからみる日米関係 )”というテーマで、後期のCOIL型授業でハワイ大学地理環境学部と共有される教材を中心に、英語文献を全員で翻訳・精読し、かつその感想を英文で書くトレーニングを進めます。学期末には一連の学習成果を英文でまとめ、その内容を英語で口頭発表します。以上を通して後期のハワイ大学との交流に必要な語学スキルを養います。

IV 事前事後学習の内容

各週の翻訳課題や英作文は担当者が事前にGoogleドキュメントにアップロードし、教員のチェックを受けます。発表された成果については事後参照できるようGoogleドライブにアップロードします。

V 評価方法

(1) 出席:指定された期日までに各週の課題を提出すること、ならびに討論に当日参加することによって出席とみなします。出席(課題提出)数が2/3以上の受講生を評価対象とします。未提出や提出が遅れた場合は減点しますが、体調と関わる場合は考慮しますので、事前ないし事後にお知らせください。

・オンライン(遠隔)授業について
本演習では状況によって遠隔授業を実施することがあります。その場合はWebClass、Zoomなどのシステムやアプリケーションを活用する予定です。具体的な活用の手順は追ってお知らせしますが、受講予定者は(特に授業時間帯に)インターネットアクセス可能な環境とデバイスの確保を心がけてください。

(2) 各週の課題:オンライン翻訳サイトを用いて、課題文献について、全員で翻訳を進めます。課題項目の翻訳文と疑問点を演習実施日の前々日(各週月曜日)の午後5時までに指定のサイト(Googleドキュメント)にアップロードして下さい(70点)。

(3) 英作文課題:期末の演習課題について短い英文エッセイを作成し、その内容を発表します。オンライン翻訳サイトを利用して英文を作成した上で口頭発表し、コメントに応じて英文を修正の上提出して下さい(30点)。

(4) それぞれの課題の内容を評価し、総得点60点以上を合格とします。

VI 演習内容

各週のテーマは暫定的なもので、ハワイ大との調整を経て、順次更新・確定されます。課題文や課題動画には執筆者・作成者自身の観点が反映されていますので、それを踏まえて読み・聞き取るように心がけてください。必要に応じて課題以外の資料も参照して下さい。

週番号 月 日 テーマ 課題文・動画
1  4月14日  Introduction to the course: How to translate quickly  New Imperialism in “Pacific Ocean” (Wikipedia)
 「太平洋」日本語解説
2  4月21日  Ryukyu Kingdom and Japan: Tributary relations  Tributary relations in “Ryukyu Kingdom” (Wikipedia)
 「琉球王国」日本語解説
3  4月28日  Ryukyu Kingdom and Japan: Ryukyu Disposition  Ryukyu Disposition (Wikipedia)
 「琉球処分」日本語解説
4  5月12日  Integration of Okinawa into Japan

 History of Okinawan language (Wikipedia)
 Dialect card (Wikipedia)
 「沖縄方言論争」日本語解説

5  5月19日  Okinawa before and after the Battle of Okinawa (1)  Movie (YouTube)
 「米軍の沖縄上陸、占領と統治」(論文)
6  5月26日  Okinawa before and after the Battle of Okinawa (2)  Movie (YouTube)
 「米軍の沖縄上陸、占領と統治」(論文)
7  6月2日  Okinawan protest against the US military

 Koza Riot (Wikipedia)
 ETV特集(学内限定)

8  6月9日  Thinking about the local history of post-war Okinawa (on-line interview with Mr. Takashi Onga)  
9  6月16日  The history of Hawaiian Kingdom (1)  Hawaiian Kingdom (Wikipedia)
 「ハワイ王国」日本語解説
10  6月23日  The history of Hawaiian Kingdom (2)  Hawaiian Kingdom (Wikipedia)
 「ハワイ王国」日本語解説
11  6月30日  Annexation of Hawaii islands by the US (1)  How the US stole Hawai’i (YouTube)
 「ハワイ併合」日本語解説
12  7月7日  Annexation of Hawaii islands by the US (2)  How the US stole Hawai’i (YouTube)
 「ハワイ併合」日本語解説
13  7月14日  How to write an English essay  山﨑(印刷中)
14  7月21日  Translating your questions and answering others’ questions (1)  山﨑(2020)
15  7月28日  Translating your questions and answering others’ questions (2)  カジヒロ(2020)

VI 課題文献・辞書サイト 

具体的な課題文献は順次お知らせしていきますが、読み通すのに時間がかかる学術論文よりも問題を焦点化して執筆される英文の解説ウェブサイト(Wikipediaなど事典サイトや関連組織の公式サイト)や翻訳字幕を利用できる動画を主たる資料とし、翻訳と理解を進めます。翻訳に際してはテキストを一括して機械翻訳するGoogle翻訳Weblio翻訳がありますので、これらを併用して翻訳や英作文を進めて下さい。その他の連絡はWebClassほかを通して行います。

VII 辞書サイトとコミュニケーション

演習に関する諸連絡はGoogleドキュメント、WebClass、さらには教員のホームページ「政治地理のページ」を通して行います。演習日以外にも質問などをポストすることができますので、活用してください。翻訳・英作文などで困ったことがあれば遠慮なく教員に相談して下さい。

地理学演習Ⅰ 2021(前期)

「地域」の成り立ちの深層を解明する
―マイノリティ・コロニアリズム・島嶼の観点から

教室と時間
学術情報総合センター・ラーニングコモンズ(7月1日から対面型を再開します)
毎週木曜日、午後1時20分から3時

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部棟358号室
電話:06-6605-2407
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。

II 演習概要

本演習は水曜日2時限に開講される「地理学講読演習I」と連動する形で、「マジョリティとマイノリティ」、「コロニアリズムとポストコロニアリズム」、そして「島嶼のリミナリティ」というテーマについて、受講生各自が国内外における社会的事例と地理学的研究を参照しながら、何らかの特徴から「地域」として分節化される空間や場所を成り立たせている深層構造への理解を深めます。なお、本演習は、新型コロナウィルスの拡大状況に応じてオンライン(遠隔)授業で実施する場合がありますので、ご留意ください。

III 演習の構成と評価

(1) 出席・参加
演習に参加(発表・質問・発言)することによって出席とみなします。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席や課題の未提出・遅れについては減点しますが、体調と関わる場合は考慮しますので、事前ないし事後にお知らせください。オンラインでの受講も可能になるよう、受講予定者は(特に授業時間帯に)インターネットアクセス可能な環境とデバイスの確保を心がけてください。

(2) 予習リーディングについてのコメント投稿
各シリーズの初回にはテーマの解説を行いますが、その際の予習リーディン課題についての感想や疑問点(200字程度)をWebClassの掲示板に投稿してください。(評価配分40点)

(3) 課題プレゼンテーション
平均2週間に1回の発表が義務付けられます。いずれも与えられた課題について受講生の議論をリードする発表を行います。(評価配分60点)

(4) 総得点60点以上を合格とします。

IV 演習内容

 各テーマについてまず関連する新聞記事を検索し、どのような問題が存在するかを理解した上で、具体的な(地理学的)事例と研究の紹介に移ります。前期の「地理学講読演習Ⅰ」の内容を有機的に反映させながら、全員でテーマについて議論することを通して、理解を深めます。

週番号 月日 テーマ 参考文献など
1  4月8日  シリーズ1:テーマ解説 マイノリティ・ナショナリズム(『現代地政学事典』106-107)、移民・難民をめぐる包摂・排除(『現代地政学事典』110-111)
2  4月15日  マジョリティとマイノリティ(社会的事例1)  
3  4月22日  マジョリティとマイノリティ(社会的事例2)  
4  5月6日   マジョリティとマイノリティ(地理学的研究1)  
5  5月13日  マジョリティとマイノリティ(地理学的研究2)  
6  5月20日   シリーズ2:テーマ解説 植民地主義(『現代地政学事典』232-233)、ポストコロニアリズムとは何か(リベラルアーツガイド
7  5月27日   コロニアリズムとポストコロニアリズム(社会的事例1)  
8  6月3日   コロニアリズムとポストコロニアリズム(社会的事例2)  
9  6月10日   コロニアリズムとポストコロニアリズム(地理学的研究1)  
10  6月17日  コロニアリズムとポストコロニアリズム(地理学的研究2)  
11  6月24日  シリーズ3:テーマ解説  海と島嶼(『現代地政学事典』476-477)、第26回人文地理学会政治地理研究部会報告
12  7月1日  島嶼のリミナリティ(社会的事例1)  
13  7月8日   島嶼のリミナリティ(社会的事例2)  
14  7月15日  島嶼のリミナリティ(地理学的研究1)  
15  7月29日  島嶼のリミナリティ(地理学的研究2)  

V 使用テキストなど

現代地政学事典編集委員会編『現代地政学事典』丸善出版、2020年(電子ブック)
山﨑孝史『政治・空間・場所―「政治の地理学」にむけて』ナカニシヤ出版、2013年

学外からの電子ブックへのアクセスはこちらをご覧ください。

このほか参考文献(データベースや単行本・学術論文等)は学術情報センター・ライブラリーサービスHPおよび同センターが所蔵するデータベースから利用して下さい。演習に関する諸連絡はWebClassを通して行います。演習日以外にも質問などをポストすることができますので、活用してください。

大学院(オープン):地理学基礎問題研究演習 2021(後期)

『人間の領域性』を読み解く
Reading and understanding “Human Territoriality”

時間:毎週火曜日、午後1時20分から3時
教室:文学部増築棟 L263(予定)

担当: 山崎孝史(やまざきたかし)
連絡先: yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
担当者ホームページ: http://polgeog.jp/

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。2004年コロラド大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は政治地理学、特に地域社会軍事化、地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。沖縄の基地所在市町村の変容、日米安全保障関係の変化と社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(四段)。

II 科目の主題

この科目は地理学という学問がどのような課題と方法を持つのかについて、19世紀初頭における近代地理学成立以来の発展過程を振り返りながら、考察することを目的とします。とりわけ1950年代以降の英語圏の地理学における諸スクールの研究分野と基本概念について詳細に検討します。特に今年度の地理学基礎問題研究は2021年11月に明石書店から刊行予定のロバート・サック著(山崎孝史監訳)『人間の領域性―その理論と歴史(仮題)』の翻訳済み原稿を用い、領域性の理論と用法について考察します。授業形式は原則的に対面型としますが、新型コロナ感染の状況に応じて双方向型の遠隔授業としても実施することがあります。この演習は大学院生はもちろんどなたでも受講できます。

III 達成目標

サック『人間の領域性』は人文地理学および政治地理学のネオ古典として以下のような価値を持っています(山﨑孝史 2007「ロバート・D・サック 『人間の領域性―その理論と歴史』 部分翻訳にあたって」『空間・社会・地理思想』11, pp. 90-91 )。

サックの所論は,画定された空間(領域)を権力 やコントロールの基礎とする社会事象を説明するの に有効であり,領土や行政区画など政治領域の問題 を具体的に考える上で不可欠である。Progress in Human Geography 誌は 2000 年に本書を古典とし て評価する記事を掲載しているが,コメンタリーを 寄せたのは John Agnew と Anssi Paasi という政治 地理学者であった。『人間の領域性』が公刊された 1980 年代は, 英語圏における政治地理学の理論的展開において重 要な時期である。ピーター・テイラーが 1970 年代の ウォーラーステインの世界システム論に立脚した政 治地理学の理論的視角を確立し,ロ バート・ジョンストンらが選挙地理学研究を精緻化 させ,そしてジョン・アグ ニューが構造化理論を政治地理学的な場所論に援用 したのは,全て 1980 年代である。 『人間の領域性』は,これら著作と並んで 1980 年 代以降の英語圏政治地理学の発展に対して非常に重 要な理論的貢献をなした。その意味で『人間の領域 性』は政治地理学を志す者にとっては必読書である。

本演習では、こうした「人間の領域性」の歴史展開と現代的意味を翻訳書の精読を通して理解することを目指します。

IV 授業内容・授業計画(調整中)

関連文献と翻訳済みの各章を精読し、その内容について受講生間で討議する形で進めます。進行・内容については調整・修正することがあります。

週番号 月 日 テーマ 課題文献(予定)
1  10月7日  イントロダクション  
2  10月14日  人間の領域性とは何か  山崎(2007a、2007b、2016)
3  10月21日  人間の領域性に関する諸研究  
4  10月28日  空間分離主義と人文地理学の転回  山崎(2013)
5  11月11日  『人間の領域性』第1章 領域性の意味  
6  11月18日  『人間の領域性』第2章 領域性の理論  
7  11月25日  『人間の領域性』第3章 歴史的諸モデル  
8  12月2日  『人間の領域性』第4章 カトリック教会  
9  12月9日  『人間の領域性』第5章 アメリカの領域的システム  
10  12月16日  『人間の領域性』第6章 職場  
11  12月23日  『人間の領域性』の現代的評価  
12  1月13日  領域性の実例①  
13  1月20日  領域性の実例②  
14  1月27日  領域性の実例③  
15  2月3日  レポート提出(予定)  

V 評価方法

  1.  出席・参加:毎週の演習では課題文献の内容について討議します。必ず出席し、積極的に討議に参加してください。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。
  2.  リーディング課題:各週の課題の簡単な要約とともに論点と疑問点などについてのコメントを添えて、演習の前日(月曜日)午後5時までにWebClassから提出してください。(評価配分60%)
  3. 実例報告:領域性の理論を用いて、具体的な事例を分析した結果をパワーポイントを用いて発表してください。(評価配分20%)
  4. 実例レポート:実例報告に基づいて4000字以上の学術論文の様式に沿ったレポートを作成してください。提出締め切りは7月27日を予定しています。(評価配分20%)
  5. 評価:評点が全体の60%以上の受講生を合格とします。

VI 教材・課題・参考文献

本演習では、原著も翻訳文も別途提供しますので購入の必要はありませんが、現在は2009年にデジタル復刻されたものが4,300円ほどで入手可能です。手元に置いておきたい方はご購入下さい。サックの領域性の理論については拙著『政治・空間・場所―「政治の地理学」に向けて[改訂版]』(ナカニシヤ出版、2013年)に概説されていますので、ご参照ください。また、以下の文献は演習中に指定することがありますので、ダウンロードしてご利用ください。

山﨑孝史(2007a)ロバート・D・サック『人間の領域性―その理論と歴史』 部分翻訳にあたって.空間・社会・地理思想11,pp. 90-91.

山﨑孝史(2007b)第2章「領域性の理論」 ロバート・D・サック『人間の領域性―その理論と歴史』.空間・社会・地理思想11,pp. 92-110.

林修平・山﨑孝史(2007)第4章「カトリック教会」 ロバート・D・サック『人間の領域性―その理論と歴史』.空間・社会・地理思想11,pp. 111-140.

田中靖記・山﨑孝史(2007)第5章「アメリカの領域的システム」 ロバート・D・サック『人間の領域性―その理論と歴史』.空間・社会・地理思想11,pp.141-174.

山﨑孝史(2016)境界、領域、「領土の罠」―概念の理解のために.地理61-6,pp. 88-96

VII その他

翻訳の疑問点をはじめとする演習の課題について相談したいことがある場合は、遠慮なく山崎までご連絡ください。