地理学演習II 2017(後期)

自己の関心の構造を知り、研究課題を練り上げる

時間と教室:
木曜日4限(14:45-16:15)
学術情報総合センター5階ラーニングコモンズ、1階「野のはなハウス」(地図参照)

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部棟358号室
電話:06-6605-2407
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。

II 演習概要

本演習はこれまでの専門科目の受講ならびに地理学演習Iを展開させる形で、自己の関心の構造を知り、取り組むべき課題を設定し、具体的な調査地と調査方法をイメージしながら、卒論計画書を作成します。本演習の集大成は年明けに予定されている第一回の卒論合同演習であり、今年度末の卒論・修論発表会への出席も義務付けられます。

III 演習の構成と評価

(1) 出席と参加
毎週の講義には必ず出席し、討論には積極的に参加して下さい。卒論・修論発表会への出席も義務付けられます。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席の場合は減点しますが、病欠などの場合は診断書や治療費領収書のコピー等を提出すれば減点しません。(評価配分10点)

(2) 課題プレゼンテーション
卒論計画書の作成に向けて、授業期間中数回の発表が義務付けられます。そのうち1回は卒論合同演習です。いずれも与えられた課題についてレジュメやパワーポイントを作成し、20分程度の発表を行います。(評価配分60点)

(3) 卒論計画書
卒論合同演習で使用する具体性のある卒論計画を作成します。(評価配分30点)

(4) 総得点60点以上を合格としますが、卒論計画書の提出がない場合は合格できません。

IV 演習内容

卒論のテーマの絞り込みは必ずしも容易ではありません。本演習ではお互いの研究関心について語り合い、評価しあって相互に刺激しあいながら各自のテーマを考えていきます。ある程度テーマが現れたら先行研究などを参考にしながら、具体的なフィールドをイメージし、研究方法について考えます。そして各自のフィールドと研究方法がある程度具体化した段階で、ゼミ合宿で発表・討議します。これら一連の過程を通して卒論計画書を作成していきます。質問は遠慮なく山崎まで。

週番号 月 日 テーマ
1 10月5日 イントロダクション:自己の指向と思考をさぐる
2 10月12日 マインドマッピングで頭の中を可視化する(1)
3 10月19日 4年生の経験から一年後の自分を想像する(兼卒論演習)
4 10月26日 マインドマッピングで頭の中を可視化する(2)
5 11月9日 キーワード検索で研究の現状を知る(1)
6 11月16日 キーワード検索で研究の現状を知る(2)
7 11月17日(金) 卒論合同演習(一部でも出席すること)
8 11月21日(火・振替) 学術論文の「構成」を読む(1)
11月30日(休講)  
9 12月7日 学術論文の「構成」を読む(2)
10 12月14日 Why仮説を建て、フィールドを考える(1)
11 12月21日 Why仮説を建て、フィールドを考える(2)
冬休み中 ぼちぼち卒論のテーマとフィールドを固め始める
1月中 卒論について個別相談(演習はお休み)
1月25日 「卒論計画書」案提出締め切り(成績評定)
12 2月x日 第一次「卒論計画書」発表のためのゼミ合宿
13 2月x日 卒論・修論発表会(出席すること)
14 3月x日 卒論合同演習(第二次「卒論計画書」提出)

V 関連サイト

マインドマップについては、トニー・ブザンによるものが有名で、わかりやすく説明したサイトがあります。以下などを参照してください。
http://mindmap.ainest.com/howto.html

ただしツリー型のマインドマップは連想を前提としていますので、独立したかに見える思考が実は関連性を持つという「発見」に欠ける部分があります。そうした発見的な方法としては「KJ法」が有効です。KJ法については以下を参照してください。KJ法の考案者である川喜田二郎先生は本教室で助教授として勤務されていました。
http://www.ritsumei.ac.jp/~yamai/kj.htm

VI ゼミ合宿

学期終了後に提出された「卒論計画書」について集中的に討論し、フィールドで検証するために、ゼミ合宿を企画します。詳しい準備と旅程については演習中にお知らせしていきます。

 

現代の地理学 2017(後期)

現代の地理学

時間と教室:
木曜日2限(10:40-12:10) 
全学共通教育棟810教室

担当教員:山崎孝史(やまざき・たかし)
研究室:文学部新棟358号室(地図参照)
オフィスアワー:事前連絡の上、随時
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
電話:06-6605-2407(研究室)
ティーチングアシスタント:松井恵麻(まつい・えま)

 

I 担当教員の自己紹介

京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄、日米安保体制の変化と沖縄の社会運動と投票行動との関わりや、復帰前の沖縄における米軍統治の実態などについて研究中。特技は30年以上続けている合気道(4段)。

II 授業の到達目標

現代の地理学は、都市と農村、景観、食糧供給、工業立地、流通システム、政治、観光、文化、地図、地理情報、公共政策・環境問題といった多面的な問題を学ぶことのできる分野です。地理学を通して、過去から現在(そして未来)の問題へと、そして人間相互の関係から人間と空間・環境の関係へと、私たちの思考をどのように拡充できるのか、受講生とともに考えていきます。

III 授業内容・授業計画

週番号 月 日 テーマ スライド
1 10月5日 地理学を学ぶために(講義ガイダンス) PDF
2 10月12日 都市のなりたち PDF
3 10月19日 変動する農村の社会 PDF
4 10月26日 農業と食のネットワーク PDF
5 11月9日 工業立地変動のダイナミズム PDF
6 11月16日 流通システムと消費生活の基盤 PDF
7 11月21日(火・振替) 地政言説から政治を読む PDF
11月30日(休講) 国際会議出席のため  
8 12月7日 観光空間を文化論的に理解する PDF
9 12月14日 地域文化について考える PDF
10 12月21日 現実世界の歴史地理 PDF
11 1月11日 想像世界の歴史地理 PDF
12 1月18日 地理情報システムを使いこなす PDF
13 1月25日 地理学の公共政策への応用 PDF
14 2月1日(補講) 環境問題への地理学のかかわり PDF

IV 評価方法

5つの主題ごとに15分程度の小テストを実施します。テキストや参考資料(印刷したスライドファイル)は持ち込み可能です(100点)。60点以上を合格とします。特別の理由なき遅刻者の受験は認めません。

V 受講生へのコメント

  1. 指定テキストを必ず購入して下さい。授業前に通読しておけば理解が深まります。図表は講義時に言及しますので、毎回持参し、またテストのための資料として活用して下さい。
  2. 講義はパワーポイントを用いて行いますので、板書は行いません。受講生は講義前に教員のホームページに掲示される縮小版スライドのファイルを利用することができます。詳しくは講義ホームページ(http://polgeog.jp/)を参照してください。なおスライドの内容は当日の講義内容と若干異なることがありますので、ご注意ください。

VI テキスト

本講義のテキストは竹中克行編著(2015)『人文地理学への招待』(ミネルヴァ書房)です。生協等で購入して下さい。

地理学講読演習I 2017(前期)

Feminist Political Geographyとは何か

教室と時間
文学部新築棟363号室
毎週木曜日、午後1時から2時30分

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部増築棟358号室
教室:文学部増築棟363号室(地図参照)
電話:06-6605-2407 Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。米国西部コロラド州に1998年から2001年まで3年間在住。

II 演習概要

本年度前期の講読演習は、フェミニスト地理学に関する基礎概念を理解したうえで、Lynn Staeheliアリゾナ大学教授ほか編の Mapping Women, Making Politics: Feminist Perspectives on Political Geography (Routledge, 2004)などフェミニスト政治地理学の入門書や論文を輪読し、後期の初めに著者Staeheli教授を本学にお招きしたうえで、ご講演をいただくとともに、受講生や地理学専攻生と懇談会を開催します。

III 演習の構成と評価

(1) 出席:毎週の講義には必ず出席して下さい。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席の場合は減点しますが、病欠などの場合は診断書のコピー等の提出があれば減点しません。

(2) 前半の課題:オンラインの英文地理学辞典でフェミニズムの基礎概念について理解し、Mapping Women, Making Politics: Feminist Perspectives on Political Geography(Routledge, 2004)のイントロダクションを読んでフェミニスト政治地理学の基本的枠組みを把握します。各自の担当部分の翻訳文と疑問点をGoogleドキュメントにアップロードして発表して下さい(40点)。

(3) 後半の課題:引き続きMapping Women, Making Politics: Feminist Perspectives on Political Geography(Routledge, 2004)収載の論文を読み、各自の担当部分の翻訳文とGoogleドキュメントにアップロードして発表して下さい(40点)。

(4) 演習の内容に即してフェミニスト政治地理学に関わる英文ニュースを選び、その内容を要約・論評して下さい(20点)。

(5) 著者によるセミナー:後期に著者を大阪市大に招聘し、著書の内容に関するセミナーを実施する予定です。成績認定後ですが授業の一環となりますので、出席し質疑応答に参加できるよう準備して下さい。

Lynn Staeheli教授のプロフィールはこちらをご覧ください。

(6) 総得点60点以上を合格とします。

IV 演習内容

週番号 月 日 テーマ 課題・担当者
1  4月13日  演習の構成  
2  4月20日  フェミニスト地理学とは:訳出 課題文献①
 4月27日  海外出張のため休講  
3  5月11日  フェミニスト地理学とは:理論・概念把握  
4  5月18日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 1  
5  5月25日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 1  
6  6月1日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 1  
7  6月8日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 11  
8  6月15日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 11  
9  6月22日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 11  
10  6月29日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 13  
11  7月6日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 13  
12  7月12日  婦人団体(大阪友の会)聞き取り(補講)  
13  7月13日  Mapping Woman, Making Politics: Chapter 13  
14  7月20日  レポート題材発表(該当者)  
15  8月3日  レポート提出  

V テキスト・課題文献

テキスト:
使用予定のテキストでダウンロード可能なものは以下です。活用方法については講義中に説明します。

Lynn A. Staeheli, Eleonore Kofman, and Linda J. Peake eds. (2004) Mapping Women, Making Politics: Feminist Perspectives on Political Geography, Routledge.

課題文献:
①4月20日午後2時30分までに提出していただく翻訳課題はCastree, N., Kitchin, R., & Rogers, A. (2013) “Feminist geography” in A Dictionary of Human Geography (Oxford University Press)です。Google翻訳で一括和訳し、日本語や文法構造が不自然な部分を原文に即して修正して、翻訳文と疑問点を山崎までメールでご提出ください。

レポート題材サイト(ジェンダー関連記事一覧):
英国 ガーディアン紙 https://www.theguardian.com/world/gender
カナダ グローバルニュース http://globalnews.ca/tag/gender-equality/
米国 USニュース https://www.usnews.com/topics/subjects/gender
フィリピン インクワイヤー紙 http://newsinfo.inquirer.net/tag/gender-issues
日本 ジャパンタイムス紙 http://www.japantimes.co.jp/tag/gender-equality/

VI 辞書サイトとコミュニケーション

翻訳に際してはテキストを一括して機械翻訳するGoogle翻訳や、PDF文書用フリーソフトAdobe Readerにポップアップ翻訳機能を付加できるWeblio英和辞典プラグインがありますので、これらを併用して翻訳を進めて下さい。

演習に関する諸連絡は専用のML(chiri-kodoku)を通して行います。演習日以外にも質問などをポストすることができますので、活用してください。翻訳などで困ったことがあれば遠慮なく教員に相談して下さい。

地理学演習I 2017(前期)

社会の出来事を地理学的に解明する

教室と時間
学術情報総合センター5階 ラーニングコモンズ
毎週月曜日、午前10時40分から12時10分

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部棟358号室
電話:06-6605-2407
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。

II 演習概要

本演習はこれまでの地理学演習Iとは異なり、受講生の個人的な限られた関心から演習課題を見出すのではなく、学術情報総合センターの研究資源を有効に活用しながら、受講生全員で課題となるテーマを選び、その背景、成り立ち、あるいは展開について相互に議論しながら解明していきます。演習の教室は学情センターのラーニンズコモンズ(5階)あるいは所長室(9階)を使います。

III 演習の構成と評価

(1) 出席と参加
毎週の講義には必ず出席し、討論には積極的に参加して下さい。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。欠席の場合はできるだけ事前連絡をお願いします。欠席は減点の対象になりますが、病欠などの場合は診断書や治療費領収書のコピー等を提出すれば減点しません。

(2) 課題プレゼンテーション
授業期間中数回の発表が義務付けられます。いずれも与えられた課題について受講生の議論をリードする発表を行います。(評価配分60点)

(3) 期末レポート
学術論文の形式にのっとって期間中に取り上げたテーマをさらに深めるレポートを作成します。(評価配分40点)

(4) 総得点60点以上を合格とします。

IV 演習内容

 まず、演習進行のリハーサル・テーマとして「ジェンダーと空間」というテーマを取り上げ、性差の社会構築性と性差に関わる権力が生み出す空間の特性について考察します。そしてそうしたテーマに地理学はどのように接近できるかを考えます。このリハーサル・テーマでの取り組みをベースに次の共通課題へと進んでいきます。なお後期初めに「フェミニズム・ジェンダーと政治地理学」(仮題)と題する懇談会にご参加いただきます。

週番号 月日 テーマ
1 4月10日  イントロダクション:学情センターを知る
2 4月17日  共通課題1:ジェンダーと空間①
4月24日 海外出張のため休講
3 5月1日 共通課題1:ジェンダーと空間②
4 5月8日  共通課題1:ジェンダーと空間③ 
5 5月15日  共通課題2:外国人・人種問題の地理①
6 5月22日  共通課題2:外国人・人種問題の地理②
7 5月29日  共通課題2:外国人・人種問題の地理③
8 6月5日  共通課題3:高齢者をめぐる空間①
9 6月12日  共通課題3:高齢者をめぐる空間②
10 6月19日 共通課題3:高齢者をめぐる空間③
11 6月26日  共通課題4:労働者問題の地域性①
12 7月3日  共通課題4:労働者問題の地域性②
13 7月10日  共通課題4:労働者問題の地域性③
14 7月24日  補講(レポート課題概要発表)
15 7月31日  期末レポート提出

V 使用テキストなど

 参考文献(単行本・学術論文等)やサイトは学情センターで検索します。演習に関する諸連絡は専用のML(chiri-enshu)を通して行います。演習日以外にも質問などをポストすることができますので、活用してください。

地理学概論I 2017(前期)

政治・空間・場所―「政治の地理学」にむけて
General Geography I
Space, Place, and Politics: Towards a Geography of Politics

教室と時間
1号館 133号室
毎週木曜日、午前10時40から12時10分

担当:山崎孝史(やまざきたかし)
連絡先: yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
担当者ホームページ: http://polgeog.jp/
講義ホームページ: http://polgeog.jp/archives/1097

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。2004年コロラド大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は政治地理学、特に地域社会軍事化、地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。沖縄の基地所在市町村の変容、日米安全保障関係の変化と社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(四段)。

II 科目の主題

本講義は、現代社会を地理学的に理解する一つの手段として、政治という側面について考えます。政治地理学の入門編として、政治地理学の理論と分析方法について講述したあと、事例研究を紹介し、政治を地理学的に研究する有効性について解説します。本講義によって、政治的事象が空間や場所といかに密接に結びついているかを理解できるようになるでしょう。

III 達成目標

1 近代政治地理学の展開を批判的に振り返りながら、国際社会の変動を理解する視座として政治地理学の有効性を理解します。
2 マルチ・スケールの観点から、空間・場所・領域に関する政治地理学的理論を理解します。
3 コンテクスト・スケール・言説という概念を用い、グローバル/ローカルな政治事象の分析方法を把握します。
4 以上の理論的・概念的理解をもとに、政治地理学的な事例研究へのアプローチを習得します。

IV 授業内容・授業計画

本講義は4部14回からなります。第1部は、近代における政治地理学の展開、つまり戦前の地政学から現代の政治地理学までの流れを、英米と日本においてあとづけ、「新しい地政学」および「場所の政治」研究の視角を示します。第2部は、空間や場所と権力との関係を明らかにしつつ、その関係を反映する領域の性質を理論的に解説した上で、グローバル化とナショナリズムについて政治地理学的に考えます。第3部は、「コンテクスト」、「スケール」、そして「言説」という政治地理学にとって鍵となる概念について説明し、それらを実証研究のなかでどのように活用しうるかを検討します。第4部は、第3部までの理論的・概念的な議論が、具体的な事例研究としてどのように展開できるかを解説しています。つまり本講義では、政治地理学の学史・理論・概念・実証というテーマが断続せず、前後のテーマと重なりあいながら展開する構成になっています。受講生がこれら4部からなる本講義を受講することによって、政治地理学の理論的視角のみならず、日常的に見られる政治的な出来事に対する感性と理解が深まることを期待します。

各週のリンクをクリックすれば週レポートの課題(「授業に関するお知らせ」へのリンク)と講義スライド(PDFファイル)をダウンロードすることができます。

週番号 テーマ 課題 スライド
第1週(4月13日) 講義の構成    
第1部 政治地理学がたどってきた道 
第2週(4月20日) 政治地理学の起源と地政学の盛衰(テキスト1章 課題2 PDF
4月27日 海外出張のため休講    
第3週(5月11日) 政治地理学の展開と課題(テキスト3章 課題3 PDF
第2部 空間・場所・領域 
第4週(5月18日) 空間分析批判 課題4 PDF
第5週(5月25日) 場所の政治的意味 課題5 PDF
第6週(6月1日)  人間の領域性 課題6 PDF
第7週(6月8日) グローバル化とナショナリズム 課題7 PDF
第3部 コンテクスト/スケール/言説の政治 
第8週(6月15日)  コンテクストの政治 課題8 PDF
第9週(6月22日) スケールの政治 課題9 PDF
第10週(6月29日) 言説の政治 課題10 PDF
第4部 理論に根差した事例研究へ 
第11週(7月6日) 大都市圏行政と公共選択論 課題11 PDF
第12週(7月13日)  政党の編成と投票行動 課題12 PDF
第13週(7月20日) 領域と社会運動 課題13 PDF
第14週(7月27日 補講) 安全と安心のまちづくり 課題14 PDF
第15週(8月3日) 期末レポート提出 執筆要領  

V 評価方法

(1) 出席
毎週の講義には必ず出席して下さい。出席数が2/3(10回)以上の受講生を評価対象とします。欠席の場合はその他の評価得点から減点する措置をとりますが、病欠などの場合は診断書のコピー等の提出があれば減点しません。

(2) 週リーディングレポート(評価配分50%)
予習として毎週講義前に教科書の指定章を読み、教科書ではなく本ホームページで示される各週の課題を考察し、その回答(あるいは討論時に発言したい内容)を当該講義時に持参し、講義後に提出してください。書式はA4判を縦に用い、横書きで1頁以内(800字程度、極端に少ない場合は減点します)。
左上に以下のように記入してください。講義中に作成せず、原則としてワープロで印刷したものを提出してください。
尚、出席票の代わりとしますので、実際の発言内容、意見、質問などを講義中に書き加えられるよう、用紙の下部1/4程度には余白を設け、記入・署名してから提出してください(Wordによる雛形はこちら)。

   週番号:
   学籍番号:            氏名:
   
各週の課題設問は本ホームページ(講義のページと「授業に関するお知らせ」)にポストしていきます。それをに沿って週レポートを作成して下さい。

(3) 期末レポート(評価配分50%) 
執筆要領に従って、テキストの特定の章(複数でも構いません)について論評し、そこで言及された理論的視角を用いて、その章で「言及されていない」事例で理論の妥当性を考察してください。締切は8月3日です。提出場所・受付時間はサポートセンターで確認して下さい。過去の優秀レポートはこちら

(4) 講義ノート
講義はパワーポイントを用いて行い、板書は行いません。基本的にテキストに沿って進め、多数の画像を用いますので、必要な事項のみノートに書き取ってください。なお、テキストにない事例にも言及することがあります。講義スライドの縮小版(PDFファイル)は上記リンクからダウンロードできます。

(5) 評価
大学の規定に基づき評点が全体の60%以上の受講生を合格とします。

(6) 不正行為
課題等の不正提出や不正作成(盗作)、そのほか不正行為が認められた場合は、その時点で厳正な処置を行い、所属学部に報告します。遅刻・早退・講義中の私語など、講義妨害についても同様の処置を行います。

VI 教材・参考文献

本講義のテキストは山﨑孝史(2013)『政治・空間・場所―「政治の地理学」にむけて[改訂版]』(ナカニシヤ出版)です(旧版ではありませんのでご注意ください)。生協書籍部で販売されていますので、必ず購入してください。

VII コミュニケーション

山崎のホームページにはトップページに「授業に関するおしらせ」というリンクがあります。各週課題の設問、講義中に伝え切れなかった事項、あるいはレポートに関わる情報を掲示しますので、こまめに確認して下さい。また、「質問フォーム」も設置されていますので、講義に関する意見や質問などもお寄せください。速やかに回答して論点や疑問点を受講生間で共有できるようにします。尚、電子メールによる個別の質問・相談も受け付けます。

VIII その他

講義の課題について相談したいことがある場合は、遠慮なく山崎までご連絡ください。

山崎研究室
文学部新築棟358号室