人間行動学概論II 2016(後期)

人間行動への地理学的接近

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
教室:1号館122号室
研究室:文学部新棟358号室(地図参照)
電話:06-6605-2407
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時面談可能です。
講義ホームページ:http://polgeog.jp/

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と沖縄の社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(4段)。

II 講義概要

地図や地理学の歴史を軸に人間社会が未知なる世界をどう認識をし、そこに対してどう行動していったかを振り返りながら、人間の行動とそれを取り巻く、空間、領域、場所との関係について解説します。特に、地理学が社会学や歴史学と比べ、どのような観点から人間行動をとらえようとしているのか考えていきます。

III 講義の構成と評価

(1) 出席:毎週の講義には必ず出席して下さい。コミュニケーションカードの提出で確認します。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。病欠などの場合は診断書のコピー等の提出があれば減点しません。(評価配分20点)

(2) 試験:講義内容に関する多肢択一式テストを行います。持ち込みはできません(評価配分30点)

(3) 講義ノート:講義はパワーポイントを用いて行いますので、原則として板書は行いません。また、画像表示が中心となるため受講生がノートをとる時間が十分にありません。その代わり、講義で用いるパワーポイント用のスライドは教員のホームページを通してすべて公開します。

(4) 評価:後半の講義の成績と合算し、大学の規定に基づき評点が全体の60%以上の受講生を合格とします。

(5) 不正行為:課題等の不正提出や不正作成(盗作)、試験時の不正行為が認められた場合は、その時点で厳正な処置を行い、所属学部に報告します。遅刻・早退・講義中の私語など、講義妨害についても同様の処置を行います。

IV 講義内容

スライドPDFの内容は当日の講義と若干異なる場合がありますので、ご了承ください。

週番号 月 日 テーマ スライド
1 10月7日 人間行動への地理学的接近 PDF
2 10月14日 古代・中世の地図にみる世界観 PDF
3 10月21日 近現代の地図の役割―紙地図からGPS・Google Earthまで PDF
4 10月28日 人間の環境・空間利用 PDF
5 11月8日(振り替え授業) 人間の領域性―空間と権力の関係 PDF
6 11月11日 人間の心理と場所との密接な関係 PDF
7 11月18日 前半部テスト(正解は右のPDFをクリック) PDF

V 講義スライドの活用法

本講義では板書を行わず、パワーポイントのスライドを用いて講義を行います。こうした形式では、教員が板書する時間が省略される分、提供される情報が増え、講義の進行が早くなります。したがって、受講生がノートをとる時間が十分にありません。本講義ではこの問題を補うためにインターネット上で公開されている山崎のホームページを用いて、講義用スライドを縮小したものを事前提供します。そのために次の手順でホームページにアクセスし、それを十分に活用してください。

(1) 自宅や学内でインターネットへのアクセスを確保して下さい。
学内で、学生が一般的に利用できるのは、学術情報センター5階の情報処理教育実験室にある学生用コンピュータです。コンピュータの使用手順については各部屋のホームページを参照してください。

(2) コンピュータを起動してインターネットを閲覧できるソフト(Internet Explorerなど)を開いてください。

(3) URL(http://polgeog.jp/)を入力して山崎のホームページ(政治地理のページ)を開いてください。

(4) 「人間行動学概論II」のリンクをクリックして、本講義のページを開いてください。

(5) ページにはられたリンクから必要なファイルや情報を入手してください
山崎のホームページでは、講義に用いるスライドを縮小してPFDファイル化したものを提供します。汎用性のあるPFDファイルに変換していますので、お使いのコンピュータにパワーポイントがインストールされていなくても、PDFファイル読み取り用の無料ソフトが備えられていれば、閲覧・印刷ができます。PDFの無料ソフトはこちらから入手してください。

(6) 必要に応じてファイルを印刷してください

(7) 操作上分からないことは遠慮せず山崎に聞いてください

V 参考書(購入する必要はありません)、参考ウェブサイト

竹中克行編著『人文地理学への招待』ミネルヴァ書房、2015年
山﨑孝史『政治・空間・場所―「政治の地理学」にむけて[改訂版]』ナカニシヤ出版、2013年
地理学教室ホームページ:http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/geo/

VI コミュニケーション

山崎のホームページには「授業に関するおしらせ」の欄や「質問フォーム」へのリンクがあります。講義中に伝え切れなかった事項や試験・レポートに関わる耳寄り情報を掲示しますので、こまめに確認しておいて下さい。また、「質問フォーム」には講義に関する意見や質問などを書き込んでください。速やかに回答して論点や疑問点を受講生間で共有できるようにします。さらに、尚、電子メールによる個別の質問・相談も受け付けます。

VII その他

講義について相談したいことがある場合は、遠慮なく山崎までご連絡ください。

地理学野外調査実習II

発展・衰退地区の歴史・変容・再生
ー関西と沖縄の比較からー

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部棟358教室
電話:06-6605-2407
Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
オフィスアワー:事前連絡があれば随時

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。2004年コロラド大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は政治地理学、特に地域社会軍事化、地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。沖縄の基地所在市町村の変容、日米安全保障関係の変化と社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(3段)。

II 科目の主題

この実習では、社会経済的に発展あるいは衰退しつつある地区の歴史・変容・再生をテーマに、関西と沖縄の比較を行う。このテーマのもとに、春季の教室巡検先となる調査地を選定し、現地調査と巡検を行うとともに、沖縄県沖縄市コザ地区でのフィールドワークを企画・実施し、その成果を報告書として公表するプロセスを学びます。受講生各自が設定したテーマに基づいて、自治体、企業、各種団体、住民への聞き取り調査、アンケート調査、観察、写真撮影、作図などを実施する予定です。

III 達成目標

巡検地候補についての各種情報を収集し、事前調査を実施した上で、教室員に対する巡検の案内を行います。巡検後はその成果をもとにコザ地区の調査を実施し、受講生全員で調査報告書を作成し教室ホームページにアップします。

IV 授業内容・授業計画

下記の3段階を踏んで、関西と沖縄で現地調査を実施し、成果を報告・公表します。

第1回(4月12日) イントロダクション:実習の構成と巡検地の選定

第1段階 春巡検の準備と実施

第2回(4月19日) 巡検地の調査テーマ選定
第3回(4月26日) 巡検地の資料検索・収集
第4回(5月10日) 巡検地の資料検索・収集
第5回(5月第3週週末) 巡検地事前調査
第6回(5月24日) 春巡検レジュメ作成
第7回(6月2日) 春巡検実施(予定)

第2段階 沖縄県沖縄市コザ地区調査の準備

第8回(6月7日) コザ地区の歴史・地理把握
第9回(6月14日) コザ地区の文献調査
第10回(6月21日) コザ地区事前調査発表
第11回(6月28日) コザ地区調査設計

第3段階 沖縄県沖縄市コザ地区調査の実施

第12~14回(9月中下旬の3~4日間) コザ地区調査実施
第15回(9月末以降) コザ地区調査まとめ・報告

V 評価方法

(1) 出席:毎週の実習には必ず出席して下さい。欠席した場合でも課題の提出・発表はシラバスに沿って要求されます。どうしても欠席しなければならない場合は、事前・事後に山崎に連絡してください。無断欠席が継続する場合は不合格とします。(評価配分10%)
(2) 通常課題:各回に提出・発表すべき課題があります。シラバスに沿って課題が提出・発表されない場合は、実習の進行に支障をきたすばかりでなく、実習の内容そのものの理解を阻害することになります。各週の課題は必ず指定日に提出・発表してください。課題の様式については実習時に指示します。(評価配分50%)
(3) 調査報告書作成:調査実施後に沖縄市に提出する調査報告書を作成していただきます。(評価配分40%)
(4) 評価:評点の60%以上で合格とします。

VI 受講生へのコメント

「地理学野外調査実習Ⅰ」、「地理学実験実習Ⅰ」、「地理学実験実習Ⅱ」を履修済みであることが受講の前提となります。現地調査の実施、収集した資料の整理と分析、成果報告書の作成に至るまで、個人またはグループでの作業が授業の中心となりますので、受講にあたっては積極的に参加する姿勢が求められます。なお、現地調査・巡検に参加しない場合には単位修得は認められませんので、くれぐれも留意してください。実習、課題などに関する質問があれば遠慮なく山崎に聞いてください。面談を希望される場合は、事前にメールなどで知らせてください。

VII 教材・参考文献

授業中に指示します。

地誌学I

ポスト911世界の新地政学―グローバル空間における日本と世界

New Geopolitics in the Post-911 World

担当教員:山崎孝史(やまざきたかし)
研究室:文学部棟358号室
電話:06-6605-2407 Eメール:yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
ホームページ:http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/user/yamataka/home.htm
オフィスアワー:事前連絡の上、随時

I 担当教員のプロフィール

 1961年京都市生まれ。2001年10月から大阪市立大学大学院文学研究科准教授。専門は政治地理学、特に地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。日米安全保障関係の変化と戦後沖縄の社会運動、投票行動、地域政策との関わりを研究中。特技は合気道(3段、現在育児で休止中)。

II 講義概要

 本講義は、第二次世界大戦以後の世界の政治経済構造(冷戦)の理解を基礎として、北米、西欧、日本の各大陸・地域を除く世界各地の地域問題の発生要因や現状について、主として新しい地政学(new geopolitics)や政治地理学(political geography)の観点から講述します。特に、冷戦終焉後の「グローバル化」に伴う南北問題の再編成が、第三世界各地域の政治・経済・社会情勢(貧困や民族紛争)に複雑な影響を与えていること、そして9月11日以後のアメリカ合衆国の軍事行動が世界秩序の再編にどのような変化をもたらしたかについて、具体的な地域の事例を通して理解することに主眼をおきます。受講生は、そうした観点からの国際情勢の的確な理解について、鋭敏な感性を養うことが要求されますので、新聞やニュースの報道などに常に関心を払う必要があります。講義期間中に発生する重要な時事問題は、試験や課題のテーマとなる可能性がありますので留意しておいてください。評価は、出席、討論、試験、および各種レポート等によって行いますが、詳しくは初回の講義時に説明します。

III 講義の構成と評価

(1)出席と討論参加:毎週の講義には必ず出席して下さい。出席数が2/3に満たない受講生は自動的に不合格とします。欠席の場合はその他の評価得点から減点する措置をとりますが、病欠などの場合は診断書のコピー等の提出があれば減点しません。地域テーマごとにディスカッションの時間も設けますので、積極的に討論に参加して下さい。

(2)課題リーディング:予習として毎週講義前に課題文献を読んで、具体的な記載内容に即した感想をまとめ、当該講義時に山崎に提出してください。課題文献は全てインターネットからダウンロードできますので、各週のダウンロード・リンクをクリックしてください。書式はA4判を縦に用い、横書きで800字(1頁)以内。左上に以下のように記入してください。講義中に作成せず、原則としてワープロで印刷したものを提出してください。尚、出欠簿の代わりとしますので、講義中に指示したトピックに関するコメントを書けるよう、用紙の下部1/4程度には余白を設け、記入・署名してから提出してください(Wordによる雛形はこちら)(評価配分30%)

   課題リーディング週番号:
   氏名:
   所属学部:
   学籍番号:
   
(3)テスト:中間と期末の2回のテストを行います。範囲は課題リーディングと講義内容です。問題の概要については事前にお伝えします。資料等の持ち込みは出来ません。(評価配分40%)

(4)期末レポート:講義で取り上げた国家ないし地域について時事的な問題を取り上げ、その問題をもたらす要因と、その要因を除去するために実際に採られている方策について調べ、その方策の有効性を評価してください。課題リーディングの内容を発展させる形でのレポート作成を奨励します。締め切りは1月27日(火)です。詳しい様式は別途指示します。(評価配分30%)

(5)ディスカッション:
a. ディスカッションの週では、受講生は指定された4つのポジションから支持できる(関心のある)1つを選んでください。そして、他の立場との比較のもとに、自分が選んだ立場の主張をまとめ、他の立場への意見や疑問について課題レポート(様式は(2)課題リーディングと同じ)を作成してください。各立場に関する資料はインターネットから取得できます。討論は受講生がそれぞれ立場に分かれ、主張や疑問を表明して討論します。発言者は発言した旨を(2)のコメント欄に記入することで、ボーナス得点を得ることができます。

b. また、受講生の中からファシリテーターを募ります。ファシリテーターはディスカッションの週に各ポジションについて説明をしたり、質問に答えたりします(4週を8人で分担、一人2週担当)。説明内容は配布レジュメ用原稿(様式は課題リーディングと同じ)として授業前に山崎まで提出してください。ファシリテーターは期末レポートの提出が免除されます。ただし、直前のキャンセルはご遠慮ください。ファシリテーターについてはレジュメの内容とディスカッションでの応対から評価します。(評価配分30%)

(6)講義ノート:講義はパワーポイントと呼ばれるプレゼンテーションソフトを用いて行いますので、原則として板書は行いません。また、画像表示が中心となるため受講生がノートをとる時間が十分にありません。その代わり、講義で用いたパワーポイント用のスライドは教員のホームページを通してすべて公開します。したがって、本講義では受講生がコンピュータおよびインターネットの活用についてある程度習熟しておく必要があります。ホームページの使用については別項を参照してください。

(7)評価:大学の規定に基づき評点が全体の60%以上の受講生を合格とします。

(8)不正行為:課題リーディングの不正保有、課題等の不正提出や不正作成(盗作)、試験時の不正行為が認められた場合は、その時点で厳重な処置を行い、所属学部に報告します。遅刻・早退・講義中の私語など、講義妨害についても同様の処置を行います。

IV 講義内容

第1週   10月7日  イントロダクション:講義のシステムについて
リーディングなし

第2週   10月14日  9月11日と世界秩序の再編成
寺島実郎「連載「脳力のレッスン」―脱911の時代に向けて」 岩波書店『世界』、2006年8月号 ダウンロード
リンク掲載ページ(三井物産戦略研究所→寺島実郎の発言) http://www.mgssi.com/index.php 

第3週  10月21日 アジア1:東アジアの安全保障
小川伸一「序章 2007年の東アジア」 防衛省防衛研究所『東アジア戦略概観』、2008年 ダウンロード
リンク掲載ページ(防衛省防衛研究所→東アジア戦略概観) http://www.nids.go.jp/

第4週 10月28日 ディスカッション:日朝関係の現在
ポジション・サイト(各ポジションの2行目が課題リンク)
   A 日本政府(外務省)
      拉致問題 核問題(六者会合)
   B 救う会全国協議会
      救う会パンフレット
   C 朝鮮新報社朝鮮総連の報道機関)
      「朝鮮の論調」 2007年5月7日(リンク切れ)→総連中央 南昇祐副議長の談話
      朝鮮新報の記事の中で日本の経済制裁など対北朝鮮政策を論評したものでも結構です
   D 北朝鮮人道支援ネットワーク・ジャパン(北朝鮮を支援する市民団体)
       トップページ「ハンクネットの声明」

第5週 11月4日 アジア3:イスラム世界と大国の利害
高橋和夫「アメリカの新中東政策と各国政府の対応」 富士総合研究所『中東諸国における政治情勢及び経済等の現状と今後の展望』、2003年 ダウンロード
リンク掲載ページ(財務省委嘱研究会) http://www.mof.go.jp/jouhou/kokkin/tyousa/chutou.htm

第6週 11月11日 ディスカッション:対テロ戦争とイラク自衛隊派遣
ポジション・サイト(ポジションの2行目が課題リンク)
   A 日本政府(首相官邸イラク人道復興支援関連)
      トップページ小泉元首相の記者会見・談話
   B 自衛隊に関するマスコミ・有識者の評論(日本財団図書館)
      志方俊之帝京大学教授(元自衛隊幹部)の主張
   C 民主党の外務防衛政策(イラク派遣に関する過去のサイトはこちら
      各年の自衛隊イラク派遣に関する声明・談話
   D 自衛隊イラク派兵差し止め訴訟の会
      名古屋高裁違憲判決に対する声明

第7週 11月18日 アフリカ1:植民地からの独立とその後
「アフリカの現状と課題」 国際協力事業団『アフリカ援助入門』、2003年 ダウンロード
リンク掲載ページ(国際協力機構国別・地域別援助研究報告書→アフリカ地域) 
http://www.jica.go.jp/jica-ri/publication/archives/jica/country/2003/afr_01.html

第8週 11月25日 中間テスト(範囲はアジアまで、講義教室で実施予定)
第三子の出産予定日のため、このあたりで日程がずれる可能性があります。あしからずご了承ください。

第9週 12月2日 アフリカ2:内戦とエイズ
牧野久美子「ボツワナ・南アフリカ」 牧野久美子・稲場雅紀編『エイズ政策の転換とアフリカ諸国の現状』アジア経済研究所、2005年 ダウンロード
リンク掲載ページ(アジア経済研究所トッピクレポート) http://www.ide.go.jp/Japanese/Publish/Topics/52.html

第10週 12月9日 ディスカッション:なぜアフリカへの支援が必要か
ポジション・サイト(各ポジションの2行目が課題リンク)
   A 日本政府(外務省ODA白書)
      「日本とアフリカ―なぜアフリカを支援するのか」
   B 日本経団連(政策提言/調査報告)
      サブサハラ・アフリカの開発に関する意見
   C TICAD市民社会フォーラム(アフリカ政策に関する調査・提言型NGO)
      TICAD IVおよびG8サミットに向けたポジション・ペーパー
   D 日本共産党
      しんぶん赤旗の「主張」 2008年2月3日 2008年5月30日

第11週 12月16日 ラテンアメリカ1:従属からの脱却?
西島章次「ラテンアメリカ-新経済自由主義の帰結と今後の課題」 『世界経済評論』、2001年2月号 ダウンロード
西島章次神戸大学教授の個人ページ http://www.rieb.kobe-u.ac.jp/~nisijima/PDFlist.html

第12週 1月13日 ラテンアメリカ2:麻薬、先住民、グローバリゼーション
ダグ・ストークス(益岡賢訳)「コロンビアにおける米国の対テロ戦争」 Colombia Journal Online、2002年 ダウンロード
リンク掲載ページ(コロンビア時事分析バックナンバー) http://www.jca.apc.org/~kmasuoka/places/colrepbak.html

第13週 1月20日 ディスカッション:グローバリゼーションの功罪
ポジション・サイト(各ポジションの2行目が課題リンク)

   A 首相官邸(グローバル化と自由貿易体制に対する日本政府の立場)
      ウェッブマガジン「グローバル化と自由貿易体制」
   B 日本経団連(政策提言/調査報告)
      「グローバルな投資環境の整備のあり方に関する意見」
   C ATTAC Japan(首都圏)(グローバル化に対抗する市民グループ)
      基本綱領
   D メキシコ先住民運動連帯関西グループ
      サパティスタ民族解放軍(EZLN)による「第6ラカンドン密林宣言 第6部 」

第14週 1月27日 期末レポート提出締め切り日

第15週 2月3日 期末テスト(範囲はアフリカとラテンアメリカ)      

V 講義スライドおよびノートのとり方

 本講義では板書を行わず、マイクロソフト社の「パワーポイント」と呼ばれるスライドを用いて講義を行います。こうした形式では、教員が板書する時間が省略される分、提供される情報が増え、講義の進行が早くなります。したがって、受講生がノートをとる時間が十分にありません。本講義ではこの問題を補うためにインターネット上で公開されている山崎のホームページを用いて、講義用スライドを縮小したものを事前提供します。そのために次の手順でホームページにアクセスし、それを十分に活用してください。

(1) インターネットに接続されたコンピュータを利用できるようになってください。
 受講生が一般的に利用できるのは、学術情報センター5階の情報処理実験室にある学生用コンピュータです。文学部の受講生は文学部棟3階の情報処理実習室を利用することができます(但し印刷用紙は持参してください)。コンピュータを利用したことのない受講生は、本講義を受講するにあたってコンピュータを必ず利用できるようになっておいて下さい。コンピュータの使用については、5階のシステム相談室の担当者に尋ねてください。

(2) コンピュータを起動してインターネットを閲覧できるソフト(Internet Explorerなど)を開いてください。

(3) 次のURLを入力して山崎のホームページを開いてください。
   http://www.lit.osaka-cu.ac.jp/user/yamataka/home.htm
   
(4) 「地誌学I」のリンクをクリックして、本講義のページを開いてください。

(5) 講義スライドほかのページから必要なファイルや情報を入手してください。
 山崎のホームページでは、縮小版スライドをPFDファイル化したものだけを講義前に提供します。このファイルのスライド画像そのものはテキスト部分も含め講義で用いるものまったく同じですが、縮小されていてます。また、汎用性のあるPFDファイルに変換していますので、お使いのコンピュータにパワーポイントがインストールされていなくても、PDFファイル読み取り用の無料ソフトさえ備えてあれば、読み取り・印刷ができます。PDFの無料ソフトはこちらから入手してください。

(6) 必要に応じてファイルを印刷してください。

(7) コンピュータの用い方など、その他講義のシステムに関わる質問は遠慮なく山崎までお寄せください。

VI コミュニケーション

 山崎のホームページには研究科のサーバーから独立した「政治地理な掲示版」http://www.rinku.zaq.ne.jp/bkfui203/polgeog_bbs.htm)があります。講義中に伝え切れなかった事項や試験・レポートに関わる耳寄り情報を掲示しますので、こまめに確認しておいて下さい。また、掲示板には講義に関する意見や質問などを遠慮なく書き込んでください。速やかに回答して論点や疑問点を受講生間で共有できるようにします。さらに、掲示板は大学や研究科のサーバーダウンやその他緊急時の連絡用に使用しますので、ホームページへのアクセスがうまくいかなかった場合は掲示板を参照するか、そこに状況を書き込んでください。尚、電子メールによる個別の質問・相談も受け付けます。

山崎研究室
文学部新築棟358号室

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講義スライド

レポート・試験

大学院:地理学基礎問題研究 2015(後期)

政治・空間・場所−「政治の地理学」にむけて−

Higher Studies of Fundamental Problems in Geography
Space, Place, and Politics: Towards a Geography of Politics

教室と時間(予定): 文学部増築棟L263号室
毎週火曜日、午前10時40分から12時10分

担当: 山崎孝史(やまざきたかし)
連絡先: yamataka[at]lit.osaka-cu.ac.jp
担当者ホームページ: http://polgeog.jp/

I 担当教員のプロフィール

1961年京都市生まれ。2004年コロラド大学大学院博士課程修了(Ph.D.)。専門は政治地理学、特に地域社会軍事化、地政学、社会運動、アイデンティティ・ポリティクス。調査フィールドは沖縄。沖縄の基地所在市町村の変容、日米安全保障関係の変化と社会運動や投票行動との関わりを研究中。特技は合気道(四段)。

II 科目の主題

この科目は地理学という学問がどのような課題と方法を持つのかについて、19世紀初頭における近代地理学成立以来の発展過程を振り返りながら、考察することを目的とする。とりわけ1950年代以降の英語圏の地理学における諸スクールの研究分野と基本概念について詳細に検討します。

III 達成目標

  1. 近代政治地理学の展開を批判的に振り返りながら、国際社会の変動を理解する視座として政治地理学の有効性を理解します。
  2. マルチ・スケールの観点から、空間・場所・領域に関する政治地理学的理論を理解します。
  3. コンテクスト・スケール・言説という概念を用い、グローバル/ローカルな政治事象の分析方法を把握します。
  4. 以上の理論的・概念的理解をもとに、政治地理学的な事例研究へのアプローチを習得します。

IV 授業内容・授業計画(暫定案)

本講義は4部14回からなります。第1部は、近代における政治地理学の展開、つまり戦前の地政学から現代の政治地理学までの流れを、英米と日本においてあとづけ、「新しい地政学」および「場所の政治」研究の視角を示します。第2部は、空間や場所と権力との関係を明らかにしつつ、その関係を反映する領域の性質を理論的に解説した上で、グローバル化とナショナリズムについて政治地理学的に考えます。第3部は、「コンテクスト」、「スケール」、そして「言説」という政治地理学にとって鍵となる概念について説明し、それらを実証研究のなかでどのように活用しうるかを検討します。第4部は、第3部までの理論的・概念的な議論が、具体的な事例研究としてどのように展開できるかを解説しています。つまり本講義では、政治地理学の学史・理論・概念・実証というテーマが断続せず、前後のテーマと重なりあいながら展開する構成になっている。受講生がこれら4部からなる本講義を受講することによって、政治地理学の理論的視角のみならず、日常的に見られる政治的な出来事に対する感性と理解が深まることを期待します。

週番号 月日 テーマ
1 10月6日 イントロダクション:演習の構成
第1部 政治地理学がたどってきた道
2 10月13日 Chapter 1 政治地理学の起源と地政学の盛衰
課題文献(文献リストは特に注記がない限りテキスト参照) 柴田(2007)、小林・鳴海(2008)
3 10月20日 Chapter 2&3 戦後における政治地理学の展開と課題
課題文献 Yamazaki T. et al. (2012)
第2部 空間・場所・領域
4 10月27日 Chapter 4 空間分析批判
課題文献 Gregory, D. (2009) Space. In Gregory, D. et al. eds. The Dictionary of Human Geography, 5th Edition, Wiley-Blackwell
5 11月10日 Chapter 5 場所の政治的意味
課題文献 ステーリ(2006)
6 11月17日 Chapter 6 人間の領域性
課題文献 ロバート・D・サック、山崎孝史訳(2007)第2章「領域性の理論」 ロバート・D・サック『人間の領域性―その理論と歴史』空間・社会・地理思想11,pp. 92-110.
11月18日 集中講義事前演習 人権問題研究センター「サロンde人権」
発表者 山﨑孝史
発表 二つの「コザ騒動」―米軍統治下沖縄における住民蜂起の展開と意味
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7 11月24日 Chapter 7 グローバル化とナショナリズム
課題文献 ミンカ(2013)、Yamazaki (forthcoming)
第3部 コンテクスト/スケール/言説の政治
 11月28日  特別講義 ジョン・アグニュー教授政治地理学講演会(大阪市立大学文化交流センター)
発表者 John Agnew
発表 How Space Affects Politics: Themes in American Political Geography
8  12月1日  Chapter 8 コンテクストの政治
課題文献 Agnew, J. A. (1996) Mapping politics: how context counts in electoral geography. Political Geography 15(2), pp. 129-146. 
9  12月8日  Chapter 9 スケールの政治
課題文献 ブレナー(2011)、山﨑(2012)
 10  12月15日  Chapter 10 言説の政治
課題文献 山﨑(2011)、山﨑孝史(2015)「地政言説から政治を読む」竹中克行ほか編『人文地理学への招待』ミネルヴァ書房
 第4部 事例研究にむけて
11   12月22日 Chapter 11 大都市圏行政と公共選択論
課題文献 浅羽隆史(2009)「足による投票の現実性」白鴎法學 15(2),pp. 195-210.
12   1月12日  Chapter 12 政党の編成と投票行動
課題文献 山﨑(2006a)、山﨑孝史(2014)「国家の「中心」と「周辺」―政党対立からみた沖縄の分断」α-SYNODOS 162/163
13   1月19日  Chapter 13 領域と社会運動
課題文献 山﨑(2007a) Yamazaki (forthcoming)
14   1月26日  Chapter 14 安全と安心のまちづくり
課題文献 中谷・矢野(2008) 梶田真(2014)「地理学において「純粋理論」と「実践・応用」とは乖離しているのだろうか―1970年代以降のアメリカを中心とする応用地理学の展開を糸口として」人文地理 66(5),pp. 423-442.
15   2月9日  期末レポート・メール提出(学部講義用執筆要領

V 評価方法

  1.  出席・参加:毎週の演習では教員・受講生間で課題文献の内容について討議します。必ず出席し、積極的に討議に参加してください。出席数が2/3以上の受講生を評価対象とします。(評価配分10%)
  2. リーディング・レポート:各週の授業日の前日午後5時までに、その週の章と課題文献について要約、論評、および疑問点を提示した1200字以内のショート・レポートをテキスト形式(HTML形式や添付ファイルは避けてください)の電子メールで政治地理ML(polgeog2010[at]lit.osaka-cu.ac.jp)あてに送付してください。(評価配分50%)
  3. 期末レポート:テキストの特定の章(複数でも構いません)で言及された理論的視角について原著を参照して論評し、その章で「言及されていない」事例で理論の妥当性を考察してください。字数は6000字程度とします。(評価配分40%)
  4. 評価:評点が全体の60%以上の受講生を合格とします。

VI 教材・参考文献

本講義のテキストは山崎孝史(2013)『政治・空間・場所―「政治の地理学」にむけて[改訂版]』(ナカニシヤ出版)です。生協の教科書販売場(本館講堂)で販売されていますので、必ず購入してください。

VII その他

演習の課題ほかについて相談したいことがある場合は、遠慮なく山崎までご連絡ください。